三國志孔明伝とは、光栄(現コーエー)から発売されたシミュレーションRPGである。英傑伝シリーズ第二弾。
PC版(Windows)で発売後、プレイステーションとセガサターンに移植、2005年には顔グラを「三國志戦記」のものに差し替えたゲームボーイアドバンス版が発売された。
PC版の廉価版である、コーエー定番シリーズの一つとしても発売されている。
概要
タイトルにもあるとおり、主人公は諸葛亮孔明。
博望波の戦いから志半ばで死亡した劉備の意志を継いで、漢王朝の復興を果たすまでを描いたストーリーである。
進行は大体「三国志演義」に沿った内容であるが、五丈原の戦い以降は当然ながら異なる展開である。
前作三國志英傑伝と同じように、戦闘と買い物・情報収集の二つのパートを繰り返しながら、ストーリーを進めていくのが大まかな流れで、全体的な難易度は英傑伝に比べるとかなり下がっている。
正直、軍師&趙雲&武道家ゲーである。
また、ゲームの最初に難易度が三段階選べるようになっている(難易度によるエンディングの変化はない)。
最初に発売されたPC版はあまり分岐やイベントなどが無かったが、コンシューマ機に移植された際に、PC版ではどうしても死亡してしまう関羽とホウ統の生存ルートが新たに用意されたり、新しいエンディングの追加などの新しい要素が付け加えられた。
主な登場人物
各人物の詳細に関してはリンク先を参照されたし。
キャスティングはイベントや一騎打ち時に流れるムービーの物である。
- 諸葛亮 (CV:小野坂昌也)
孔明伝の主人公。諸葛亮が退却すると敗北となり、そのステージの最初からリスタートとなる。
基本、戦闘で敗北してもレベルはそのままでリスタートされるが、諸葛亮には寿命というステータスがあり、リスタートするたびに寿命が減っていく。
何度も負け続けるとやがて寿命が尽き、終盤の五丈原の戦いで三国志演義と同じ運命を辿ることになる。 - 趙雲 (CV:草尾毅)
初期からいる蜀軍のエース各。ヒゲが生えて貫禄が良くなった。
序盤から集中的に育てていると、強くなりすぎて諸葛亮と二人だけで敵を全滅させることさえ可能になってしまう。 - 馬謖
姜維が出てくるまでの間の「戦闘を開始してもいいか確認する係」である。
街亭の戦いで敗れるか退却に成功すると、馬謖を処刑するかどうか選ぶことができるが、処刑すると全武将のレベルが上昇するため、よほどの事が無い限りは斬られることが多い人である。
しかし、コンシューマ機版で街亭の戦いに勝利するか処刑しないでおくと・・・。 - 姜維 (CV:野島健児)
中盤の北伐に入ってから配下になり、街亭の戦いで失脚した馬謖の変わりに「戦闘を開始してもいいか確認する係」になった。
馬謖と違って戦場では一騎打ちなどの見せ場は多い。
PC版では優秀な武将が多くダブりがちな騎兵隊だったが、コンシューマ機版で騎馬軍師という新たなクラスに変更された。 - 諸葛瞻
諸葛亮の息子で、終盤に呉軍が攻めてきた際に趙統・趙広と共に蜀軍に加わる。
諸葛瞻が生まれてから蜀軍に加わるまでの間に「どう育って欲しいか」「何を学んで欲しいか」という選択肢が数回出るが、それにどう答えるかで初期クラスが決定される。
うまく軍師に出来れば親子で業火無双も可能である。 - 孟獲 (CV:吉水孝宏)
南蛮戦で何度も戦う相手。策略に弱いので、諸葛亮の策略一発で大ダメージを与えることが出来る。
三国志演義どおりに七回虜にすることが出来れば、信服して終盤に妻の祝融夫人(CV:山崎和佳奈)と共に蜀軍の一員となる。
何度か逃がしてしまうと・・・。 - 司馬懿 (CV:塩屋浩三)
諸葛亮の永遠のライバルで、北伐にて幾度となく立ちふさがる相手。
英傑伝では若者の顔に描かれていたが、孔明伝では悪そうな老人顔に描かれている。
クラスは諸葛亮と同じ軍師だが、終盤で・・・。 - 劉備 (CV:吉水孝宏)
前作英傑伝の主人公だが、今回はチョイ役である。
一応ユニットとして登場するが、どうあがいても離脱するので育てないほうがいいだろう。
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関連項目
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