三沢広之とは、特撮ドラマ『ウルトラマンネクサス』の登場人物である。
わざわざ申し訳ありません。概要ですが、少し気になる事が。
演:竹内義人
地球解放機構TLTの一員であり、スペースビーストの目撃者や被害者の記憶消去を行う部署『M・P(メモリー・ポリス)』に所属する人物。同部署のチーフ、首藤沙耶の右腕的なポジションを務める。
作中ではEpisode.11「人形-マリオネット-」から登場。
一応準レギュラー的な立ち位置で、M・Pが出動する状況では大体現場に出ている。重要人物が逃亡した際には追跡を任されるなど、首藤からの信頼も厚いことが伺える。
その一方、彼自身のプライベートな部分は全くと言っていいほど描写されておらず、上司の首藤や後輩の野々宮瑞生(ストーリー後半のヒロイン)に比べると存在感は薄い。
ただでさえM・Pという組織自体が番組の暗い雰囲気を象徴する存在であるうえに、諸般の事情で心に傷を負った主人公・孤門隊員に対して高圧的な態度で迫ったほか、「(記憶を消去するのかと問われて)君にとってはその方が楽かもしれないな」などと嫌味な答えを返しており、その心情をフォローする描写も無かったので視聴者からの心証はとても悪い(ただし空気キャラなので三沢本人というよりはM・Pという組織そのものに対するヘイトが集まっていた)。
M・Pには他にも名無しの準レギュラー隊員が2名いるが、彼らは番組序盤から最終話まで登場し、メイキングビデオでオールアップの花束を貰う映像が収録されていたのに対し、三沢は途中退場して花束を貰う映像も収録されていない事を考えると、一概に三沢が優遇されているとも言い難い。
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三沢です。逃亡中のターゲットを確認。これより追跡します。
これからはこの俺が奴に代わって概要を説明する
空気キャラだった三沢だったが、Episode.32「影 -アンノウンハンド-」において立場が一変する。
やや唐突に謎の敵・アンノウンハンドに襲われ、闇の巨人ダークメフィスト・ツヴァイに変貌した三沢は、先代ダークメフィスト・溝呂木眞也に不意討ちで致命傷を与えると、これからは溝呂木に代わって三沢がこの世界を闇に塗り込めることを宣言する。闇の意志に支配された三沢は更に、後輩である瑞生や孤門たちにも容赦なく攻撃を行う。
その場にウルトラマンネクサス・ジュネッスブルーが駆け付けるも、三沢の力はネクサスをも上回っており、空中戦でネクサスをダウンに追いやり、その光の力を闇に変換して奪い取ろうとする。
しかし、溝呂木が光の力でメフィストに変身するという奇跡を起こすと戦況は逆転。付け焼刃の力を振るっているに過ぎない三沢は溝呂木のメフィストに圧倒されてしまう。変身前に与えた傷を狙うという卑劣な戦術で再び優位に立つも、隙を突かれた三沢は溝呂木に拘束されてしまう。
溝呂木はネクサスに対して自分ごと攻撃するように要求。三沢は必死に拘束を解こうとするも叶わず、ネクサスが発射した必殺技・アローレイ・シュトロームを背中に受けてしまう。結果、三沢は両断されると同時に粒子化して大爆発。彼の「これから」は約6分程度で終わった。
死後、人間に戻った溝呂木は愛する西条凪に看取られて静かに息を引き取った。一方、三沢は人間に戻ることなく、その死に対して首藤や瑞生から一切コメントされる事もないまま物語から退場したのだった。
あの三沢という男も同じだ……
バカな、俺の関連項目はもう消えかけていたはずだ!
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