三菱・エテルナとは、三菱自動車が1978年~1996年に生産をしていた乗用車である。三菱・ギャランとは姉妹車の関係となる。
概要
車名の由来はイタリア語で「永遠」の意味。1978年に設立された販売店・カープラザ店(2003年に廃止)用の専売車種として登場。 姉妹車・ギャランと比較して女性をターゲットにしていた。また基本は4ドアセダンであるが、初代と二代目には2ドアハードトップの 「Λ」が用意され、二代目にはライトバン、三代目には4ドアハードトップ、四代目では5ドアハッチバックモデルも用意されていた。 駆動方式は、初代と二代目がFR駆動で、三代目以後はFF化がされる。四代目から4WD仕様も用意された。
初代(1978年~1980年)
1978年にカープラザ店の発足と共に登場。名前も「ギャランΣエテルナ」であった。三代目ギャランと比較して、ギャランが角目4灯の ヘッドライトになるのに対して、エテルナは異形角型2灯式ヘッドランプとなる。また2ドアモデルの「Λ」も登場。ギャランと比較をして スポーティーな前後デザインとなる。
1979年に「Λ」のエンジンに直4気筒の2600㏄エンジンを搭載。
二代目(セダンは1980年~1983年 Λは1984年まで ライトバンは1985年まで)
1980年に初のモデルチェンジ。車名も「エテルナΣ」となる。同時に「エテルナΛ」も登場。また初のライトバン仕様も登場する。 ギャランの前後のデザイン違いとなる。
1981年に「Λ」に2000㏄にAT車追加と、ガソリンの2300ccエンジン搭載車も登場する。
1982年にマイナーチェンジと車種整理が行われ、「Λ」は2000㏄のみとなる。
1983年にセダンがモデルチェンジ。1984年に「Λ」が廃止。
イメージキャラクターには女優・星野知子を起用。キャッチコピーも「なっちゃんのエテルナ」となる。
三代目(セダンは1983年~1989年 4ドアハードトップが1984年~1990年まで)
1983年にモデルチェンジ。この代より駆動方式がFF化がされる。デザインはギャランとほぼ同じデザインとなる。 CMもギャランと統合をされている。
1984年に4ドアハードトップが登場。代わりに「Λ」は廃止となった。
1986年にマイナーチェンジ。最上級グレードにV型6気筒ガソリンの2000㏄が登場をする。これはデボネアと同じ エンジンである。
1988年に4代目モデルが登場するが、4ドアセダンは継続生産がされていたが、1989年にセダンも4代目に移行。 4ドアハードトップは、1990年まで生産された。
イメージキャラクターにギャランと同様に俳優・高倉健を起用した。
四代目(1988年~1992年)
1988年にモデルチェンジ。名称も「三菱・エテルナ」となる。当初は5ドアハッバックのみとなる。なおヨーロッパ仕様では、 「ギャラン5ドア」として販売されていた。また4WD仕様も初登場となった。
1989年に4ドアセダンの「エテルナSAVA(サヴァ)」も登場。
(サヴァについての詳細は「三菱・エテルナサヴァ」を参照)
1990年にマイナーチェンジ。全グレードのドアにサイドドアビームを装着をし安全性をアップ。装備充実等が行われた。
イメージキャラクターは、SAVA登場以後に歌手・俳優の世良公則を起用した。
五代目(1992年~1996年)
1992年にモデルチェンジ。ボディタイプも4ドアセダンのみとなり、ボディもギャラン同様3ナンバー幅に大型化がされた。 ただデザインは、ギャランと比較して、女性的なデザインとなる。
1994年にマイナーチェンジ。グレードの整理がメインとなった。
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関連項目
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