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この記事は中立的な観点で書かれています。 そのため、どのような人物であっても敬語を使うことはできません。ご了承下さい。 |
上皇(じょうこう)とは、天皇の位を譲位した際の元天皇の称号である。太上天皇。
概要
天皇が在位したまま崩御した場合には称されず、生前退位(譲位)した際に称される。出家した際には太政法皇と称する。
令和2年現在、単に上皇と言えば、今上天皇・徳仁の父である明仁を指す。また、配偶者である美智子は日本史上初めて「上皇妃」と称することとなった。敬称はともに「陛下」[1]。実は現行の一般法である皇室典範(昭和22年法律第3号)に上皇に関する規定はなく、特別法である天皇の退位等に関する皇室典範特例法(平成29年法律第63号)において規定されている。当然、今上天皇と同じく政治的権限はない。
上皇の住居は「仙洞御所」(せんとうごしょ)と呼ばれる。なお余談ながら、上記特例法における正式名称は近世以前の「太政天皇」ではなく「上皇」である。メディアなどでは「陛下」ではなく「上皇さま」と呼称されている。
明仁以外の、歴史上現れたそのほかの上皇は、諡号・追号を先頭につけて、例えば「後鳥羽上皇」などと称する。かつては「院」とも称され、在位中の天皇よりも政治的実権を握った際には、その政治は院政と呼ばれた。史上初の上皇は697年に譲位した持統上皇。近世最後の上皇は1817年に譲位した光格上皇である。持統から明仁まで上皇は歴代60人存在している。
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脚注
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