上野裕和とは、将棋会のミッキーマウス将棋棋士である。安恵照剛八段門下。あだ名はちゅう太(ねずみのような顔から来ているとのこと)
概要
デビュー直後にBを取るなど三段になるまでに合計8回のBを取る。
(Bとは2勝8敗の成績を取る事。以後3勝3敗になる前に同じ成績を繰り返すと降級となる)
特に2級時代には8連敗でB、直後に3連勝でBを消す。その直後に再度8連敗でB
再度3連勝でBを消した直後に3度目の8連敗でBを取るなど苦戦が続いた。
つまり●●●●●●●●○○○●●●●●●●●○○○●●●●●●●●と言う成績である。
(その為、2級時代の通算成績は負け越し(36勝46敗)である。)
22歳で三段に昇段、三段リーグは2期目に13勝5敗の成績で2位となり三段リーグを突破
(1位は千葉幸生五段)。プロ(四段)となる
初参加の順位戦で3勝7敗の成績でいきなり降級点持ちとなるが
その後は持ち直し順位戦参加6期目の2006年度のC級2組順位戦で9勝1敗の成績でC級1組に昇級する。
またこれにより五段昇段
そこで燃え尽きてしまったのか、C級1組では2年連続で降級点を取りC級2組に逆戻り。
翌年は6勝4敗と気を吐くが、以後2勝8敗、3勝7敗の成績で2年連続の降級点となる。
降級点3つでフリークラス陥落となる為、
もう降級点は取れない2012年の順位戦も5連敗から始まり絶望的な状況であったが、
11月の結婚を境に3連勝と意地をみせ、最終局に勝てば残留と言う所までこぎ着ける。
最終局の相手は電王戦に出場する阿部光瑠四段。
2か月前に行われた竜王戦では勝っており、本局も優勢に進むが
本人曰く「…どうしてここから決められないのだろうと」と言う逆転負けを喫し
降級点3つとなりフリークラスへ転出となった。
フリークラスから順位戦に参加した棋士は何例かあるが、
C級2組から陥落して再度順位戦に復帰した例は1例のみと厳しい状態である。
ただ、まだ若く少し前まではC級1組に在籍していたこともあり、順位戦復帰を願うファンは多い。
棋戦以外の話
2012年11月25日に挙式。瀬川晶司五段のツイートに幸せそうな二人の写真が残っている。リンク
2人の出会いは将棋のイベント(ペア将棋)とのこと(下記生放送参照)で
将棋をやっているからモテないと言う事はなさそうだ。
2009年5月~2011年5月まで日本将棋連盟の理事を務める。
2012年10月に将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編(関連商品参考)を出版したが、
ブログからは本にかける意気込みと誠実な人柄が伝わってくる。
(本業は物書きではないのに、ここまで一所懸命な人はそういないと思う。それを本業に・・・。)
関連生放送
関連商品
関連項目
関連リンク
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