下書きとは
概要1(練習・構想)
例えば仕事で会社に提出する必要のある書類があったとする。例えば学校から課せられたレポートがあったとする。大抵の場合はそれらに期日が設定されていて、当然ながら期日を守るのは当たり前のことなのだが、いくら期日を守ったとしても内容に不備があったら(会社にしても学校にしても)受け取ることはできない。これでははっきり言って出していないのと同じ状態になる。
ではどうすればこれらのことに対応できるかというところで「下書き」がある。利点としては
- あらかじめ(大雑把でもいいので)内容を書いておき、提出する際には仕上げるというスタンスによって計画的にレポートでも書類でも製作する事ができる。「締切明日だぁ~、でも間に合わないぃ~\(^0^)/」なんてことにもある程度対応が効く。
- 仕上げる工程で文法ミスや誤字脱字の確認を行うステップが設けることができるため、提出用には文法ミスや誤字脱字の数を減らすことができる。
等がある。
概要2(イラスト・漫画)
絵/イラストや図を正確に描く際の下描きのこと。
「下描き」と描かれる場合もあるが、絵や図の場合でも「下書き」と書かれる場合も多い。
単純な落書きならあまり必要ないが、複雑な構図においては特に必要となる。
最初に行う大まかな範囲指定はアタリ(項目参照)と呼ばれるが
特に意識しなければ下書きの一段階として捉えてしまう場合もある。
デッサンを整えたり寸法比率などの計算で大まかな完成図が頭の中で仕上がる。
もちろん下書き自体が間違っていては意味がないので
頭身・比率(縦横比・占有範囲)・割合・太さなどを知っている必要がある。
- 手足の太さなど、よく見ると一定の等幅ではない点に注目。
- 顔のパーツなど、福笑いのようにズラしたり縦横比・サイズを変更すると改良しやすい。
- 大きさや位置がズレていないかを常に疑う必要がある。
- 線を一本間違えたからと全部消していると時間がかかり、終わらない。
- 理想の線ができるまで何度も描いてしまうのも有効。(間違えた線が基準になるため)
頭身から分析する
頭身は全身長から頭の長さ(アホ毛や頭髪の厚みは含めない)を割ると算出できる。
定規を用意して、どの位置に何があるか分析すると把握しやすい。
原作ほか、全身像や水着、設定資料やマグショットなどの例があると便利。
アタリ・下書きがなかったら
いきなりぶっつけ本番で描く事になり、複雑な構図などは難易度が爆上がりする。
予定範囲を大幅に超過してしまったり、全体のバランスの崩れたコレジャナイ完成品になる。
簡易でも良いので、肩上しか映らないシーンであっても見切れた部分・全身を取っておくと安定する。
類語
必ずしもアタリ・下書き・完成品となるわけではないが
大まかな完成イメージを描くものはラフ(ラフ画)と呼ばれる。
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関連項目
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