世界一ピュアなキスとは、ゲーム「ファイナルファンタジーX」のキャッチコピー、または同ゲーム内のワンシーンの通称である。
概要
『シン』を倒すために旅を続けてきたユウナ。だが、旅のさなかで様々な不幸に遭い、気丈な彼女もついに心が折れてしまう。
そんな彼女を慰めるため、ティーダはそっと肩を抱き寄せ、口づけを交わす。そのまま聖なる泉の中を泳ぎながら、何度も抱擁しあううちに、いつしかユウナの心も融けてゆくのであった…
マカラーニャの森・聖なる泉で発生するこのイベントでは、当時のスクウェアの技術力の結晶ともいうべきハイクオリティなムービーが使われており、幻想的な背景やBGM「素敵だね」との相乗効果もあり、その美しさに思わず息をのんだ人も多いのではないだろうか。CMでも世界一ピュアなキスというキャッチコピーと共にこのムービーが使われたため、ゲームはやったことがないけどこのシーンは知っている、という人もいるかも知れない。
非常に有名なシーンだが、制作サイドとしては濡れた髪の表現や水中で絡み合う動作など、かなりの難産だった模様。
世界一不純なキス
対義語として、「世界一不純なキス」がある。
時系列的には上記の聖なる泉の少し前のイベントの通称である。
寺院に連れ去られてしまったユウナを救出するため、聖ベベル宮に突入するティーダ達一行。そこでは、寺院によって仕組まれたユウナとシーモアの結婚式が執り行われていた。シーモアはティーダ達の乱入を意に介することもなく、彼らの眼前でユウナの唇を奪うのだった…
シーモアは本作の敵役のひとりで、このイベントの前の時点で一度死んでいる(早い話が、このシーンに登場するシーモアはゾンビみたいなもの)。ユウナとの結婚も自らの野望達成のために彼女を利用しようとして執り行ったものであり、そんなシーモアが無理やりに近い形でユウナの唇を奪ったことに、ティーダでなくとも怒りや絶望、吐き気を覚えた人は多いであろう。
聖なる泉のイベントと同様、こちらも無駄にハイクオリティなムービーが使われ、それが一層生々しい描写を際立たせている。制作サイドによると、シーモアの表情には特に拘ったとのこと。
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そんなことにはならない
関連項目
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