世界線とは、相対性理論などで提唱されている概念であり、「四次元時空の中である粒子が動く経路」のことである。
概要
本来の意味から派生して、SF作品などでは「パラレルワールド」の同義語として使われることも多い。
アニメ化もされたゲーム「シュタインズゲート」作中でも世界の一つの可能性を表す用語として「世界線」が使われ、同作が人気を博したことからこの言葉の普及に大きく貢献した。
そのため「世界線」と言う言葉が「シュタインズゲート」が元祖だと勘違いされることもあるようだが、実際には冒頭に記したように学術分野の用語である。
さらに「パラレルワールド」のような意味で使用したのも「シュタインズゲート」が初と言うわけではなく、より古い複数のSF作品で既に使用されている。
「シュタインズゲート」における「世界線」
世界線は無限に存在するが、世界はただひとつの世界線に必ず収束しており、別の世界が同時に存在することはない。また、世界線の近傍において、ある程度の揺らぎはすべて同じ未来に収束してしまう現象が起こる。つまり、どんな行動を起こしても結果が定められてしまい、そこから逃れることはできないものとされる。
世界線が移動する場合、前の世界は消えてなくなり、新たに世界が再構成される。その時、その世界の住人に世界線の移動を観測することはできない。ただし、岡部倫太郎にはリーディングシュタイナーと呼ばれる能力があり、唯一移動を観測することができる。またその場合、ダイバージェンスメーターという装置を用いることにより、元いた世界とどれぐらい異なる世界線にいるかがわかる。
なお「パラレルワールド」は複数の世界が平行して存在していると解釈されるのが普通なので、「シュタインズゲート」における「世界線」と厳密には「パラレルワールド」は同じものではない。
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関連項目
- 相対性理論
- 物理学
- パラレルワールド
- SF
- DESIRE背徳の螺旋
- シュタインズゲート
- ダイバージェンスメーター
- ジョン・タイター
- タイムマシン
- この世界線はなかったことにしよう
- Steindo;Gate 印度咖喱のだーじりん
- 世界線変動率0.765%
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