概要
古くは、1941年にアジア初となる長編アニメ映画「鉄扇公主」が作られるなどアニメに積極的であった。文化大革命以前に特筆すべき作品として他には1961年の「大闹天宫」が挙げられる。しかし、文化大革命の時代になると、夢や空想を描くアニメが反革命的であるとして制限され、中国のアニメは衰退した。
1980年代以降、改革開放政策により日本やアメリカのアニメが中国国内でも数多く放送されるようになった。「ドラえもん」、「セーラームーン」、「名探偵コナン」など、日本でも知名度のあるアニメの多くは中国人にも人気がある。
2004年頃から中国は本格的に自国のアニメ産業の振興に乗り出した。2006年には「自国のアニメ産業の保護」を名目に、テレビのゴールデンタイムに海外産アニメを放送することが禁止された。
以前は中国産の低いクオリティのアニメは見向きもされないパターンがほとんどだったが、近年は経済成長とともにアニメにもかなり力を入れているようである。2000年から2008年の間に中国で上映された国産アニメ映画はわずか18作品であったが、2009年から2015年の7年間で約8倍の157作品まで増加した。
中国の有名なアニメシリーズとして、「喜羊羊与灰太狼」、「熊出没」等が挙げられる。また近年の劇場版アニメでは「西游记之大圣归来」(2015)、「大鱼海棠」(2016)などがある。
2023年の10月より、フジテレビがbilibili制作の人気アニメを日本語吹き替えで放送する深夜アニメ枠「B8station」を設立。次クールの2024年1月より、毎クール少なくとも1本は日本で中国アニメの新作が放送されることになった。
ニコニコ大百科に記事がある中国アニメ
ここでは「メイン制作のアニメ会社が中国企業」あるいは「中国市場向けに制作された」という基準で掲載している。そのため原作が日本や台湾の作品のアニメ、資本が日本企業のアニメ、監督が日本人のアニメ、メイン制作会社が日本企業のアニメなども含んでいる。
アニメ版本編が最初に放映・配信された年で分類している。中には、実写版やコラボショートアニメがより以前の年に放映されている作品や、日本での放映・配信がより以後の年だった作品などもある。
2010年作品
2011年作品
2014年作品
2015年作品
2016年作品
2017年作品
2018年作品
2019年作品
2020年作品
2021年作品
2022年作品
2023年作品
2024年作品
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