中国電力は中国地方(広島県・山口県・岡山県・鳥取県・島根県)・兵庫県赤穂市福浦・愛媛県と香川県の一部島嶼部(小豆島・越智郡上島町・今治市の島嶼部・直島町など)を事業地域とする電力会社である。略称は「ちゅうでん」、ブランド名は「Energia(エネルギア)」である。筆頭株主は財団法人山口県振興財団。(山口県の外郭団体のため実質的には山口県)
会社概要
- 本社所在地:広島県広島市中区小町4-33
- 設立年月日:昭和26年5月1日
- 資本金:1855億2700万円
- 代表者:取締役会長 福田督・取締役社長 山下隆
- 従業員数:9802人
- 株主数:149,989名
- 発行済株式総数:3億7105万5259株
- 契約口数:5197口
- 売上高:9727億円
- 販売電力量:579億1100万kWh
- 発電設備総数:110か所
概要
昭和26年5月1日、GHQポツダム政令を元にした電力事業再編成令により中国電力株式会社(資本金5億4000万円)が設立された。基本的に中国地方を独占的に事業地域としているが広島県にあるイオン宇品ショッピングセンターの核店舗イオン宇品店が電気料金の節約のために中国電力からではなく九州電力から電力の供給を受けている。ちなみにイオンは他の店舗でも九州電力を利用したいと表明している。
後、山口県にて建設予定である上関原発について周辺住民とのイザコザが発生している。
発電所
火力発電(12か所)
- 水島発電所(岡山県倉敷市 認可最大総出力78万1000kW 使用燃料:石炭・天然ガス)
- 玉島発電所(岡山県倉敷市 認可最大総出力120万kW 使用燃料:重油・原油)
- 大崎発電所(広島県豊田郡大崎上島町 認可最大出力25万kW 使用燃料:石炭)
- 岩国発電所(山口県岩国市 認可最大総出力85万kW 使用燃料:原油・重油)
- 新小野田発電所(山口県山陽小野田市 認可最大総出力100万kW 使用燃料:石炭・木質バイオマス)
- 下松発電所(山口県下松市 認可最大出力70万kW 使用燃料:重油・原油)
- 柳井発電所(山口県柳井市 認可最大総出力140万kW 使用燃料:LNG)
- 下関発電所(山口県下関市 認可最大総出力57万5000kW 使用燃料:重油・石炭)
- 三隅発電所(島根県浜田市 認可最大出力100万kW 使用燃料:石炭)
水力発電(97か所)
- 俣野川発電所(鳥取県日野郡江府町 日野川水系 認可出力120万kW)
- 南原発電所(広島県広島市安佐北区 太田川水系 認可出力62万kW)
- 明神発電所(広島県広島市安佐北区 太田川水系 認可出力62万kW)
- 新成羽川発電所(岡山県高梁市 高梁川水系 認可出力30万3000kW)
原子力発電(1か所)
- 島根発電所(島根県松江市 沸騰水型軽水炉 認可最大総出力126万kW 使用燃料:濃縮ウラン)
- 現在、島根発電所では3号機(改良型沸騰水型軽水炉 出力予定137万3000kW)、山口県熊毛郡上関町では上関原発(1・2号機 改良型沸騰水型軽水炉 1機につき出力137万3000kW 使用燃料:低濃縮ウラン)の建設を予定している。
- かつて豊北発電所(山口県下関市)を計画していたが建設予定地の周辺住民による猛烈な反対運動により建設中止となった。そして反対派は中止に追い込んだ功績として本を出したのであった。
太陽光発電
風力発電
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関連項目
- 北海道電力 事業地域:北海道
- 東北電力 事業地域:東北地方・新潟県
- 東京電力 事業地域:関東地方・山梨県・静岡県富士川以東
- 中部電力 事業地域:愛知県・長野県・静岡県富士川以西・岐阜県(一部除く)・三重県熊野市以北
- 北陸電力 事業地域:富山県・石川県・福井県(嶺北地方及び敦賀市)・岐阜県飛騨市と郡上市
- 関西電力 事業地域:近畿地方(一部地域除く)・三重県熊野市以南・岐阜県関ケ原町の一部
- 四国電力 事業地域:四国地方(一部島嶼部除く)
- 九州電力 事業地域:九州地方・広島県の一部
- 沖縄電力 事業地域:沖縄県
- 電源開発
- 中国地方
- 四国地方
- 経済産業省
- 原子力規制委員会
リンク
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