中小企業とは、事業規模が大規模ではない企業の総称である。
概要
中小企業基本法という法律に詳しい定義が記述されているが、大まかに言えば
- 資本金が3億円以下並びに従業員数が300人以下の製造業、建設業、運輸業を営む会社
- 資本金が1億円以下並びに従業員数が100人以下の卸売業を営む会社
- 資本金が5000万円以下並びに従業員数が100人以下のサービス業を営む会社
- 資本金が5000万円以下並びに従業員数が50人以下の小売業を営む会社
のいずれかに該当する企業が中小企業であると定められている。中小企業は法人税の減額など、税金で優遇されることが多い。
日本に存在する企業の99%が中小企業と言われており、町工場も商店街の八百屋も中小企業である。日本の経済は中小企業によって支えられてきたと言っても良いだろう。
1985年以降長年にわたり中小企業の数は減少傾向にあり、新たに創業した中小企業は5年で大半は倒産してしまう現状にある。さらに昨今ではブラック企業だと言われている大企業が多い中、当然中小企業でもブラック企業と呼ばれるような経営状況に陥っている企業も少なくない。
特に大企業と取引をしている中小企業は、大企業のブラック体制をそのまま継承している場合や、大企業の圧力によりブラックな経営をせざるを得ない状況に陥ったりなどが問題になっている。
このように決して問題が少なくない中小企業だが、健全な経営をしている企業も当然ある。中には大企業並みの利益を出している企業も存在する。これから就職活動を始める学生は中小企業への就職も視野に入れてみてはどうだろうか。
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