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中川皓太(なかがわ こうた、1994年2月24日-)とは、大阪府出身のプロ野球選手(投手)である。現在は読売ジャイアンツに所属。
概要
読売ジャイアンツ #41 | |
---|---|
中川皓太 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府富田林市 |
生年月日 | 1994年2月24日 |
身長 体重 |
183cm 86kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2015年ドラフト7位 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
プレミア12 | 2019年 |
プロ野球選手テンプレート |
富田林市出身。小学3年生から野球を始め、広島県の山陽高校に進学。1年から控え投手としてベンチ入りし、3年夏はエースとしてチームを牽引するも、3年春の県大会準優勝が最高で、甲子園出場はなかった。
東海大学に進学すると、1年からリーグ戦で登板。3年春からは吉田侑樹に次ぐ先発2番手の地位を確保。吉田が不調に陥った4年春はエースとして、桜美林大学の佐々木千隼に完封で投げ勝つなど、6勝、防御率0.70の成績を挙げ最優秀投手を獲得した。大学通算16勝1敗、防御率1.31。
2015年のドラフト会議で、読売ジャイアンツに7位で指名され入団した。背番号91。同僚の田中俊太は大学の同期。
巨人時代
2016年はキャンプから一軍に呼ばれたが、開幕を二軍で迎える。二軍では14試合で6勝1敗1完封、防御率2.49という好成績を挙げ、閉幕直前の9月23日に一軍昇格し、その日の横浜DeNAベイスターズ戦でデビューしたがホセ・ロペスと筒香嘉智に2者連続ホームランを浴びるほろ苦いデビュー戦になった。
2017年は開幕一軍入りも登板機会のないまま二軍落ち。4月中に再昇格するも炎上して5月にまた抹消される。7月から左のビハインド要員のリリーフとして一軍定着し、シーズン最終戦となった10月3日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初先発したが3回で降板し勝敗は付かなかった。最終的に18試合に登板して防御率4.32だった。
2018年は開幕一軍は逃すも4月に昇格。4月25日の中日ドラゴンズ戦で、20-2という大量リードの7回から3イニングを投げてプロ初セーブを挙げた。安定感を欠いて5月に抹消されたが、7月に一軍復帰後は左のリリーフとして定着。8月19日の中日戦で4点ビハインドの9回を抑えると、その裏にチームが5点取って逆転サヨナラ勝利し、プロ初勝利を挙げた。その後は閉幕まで一軍で投げ、30試合で1勝1セーブ3ホールド、防御率5.02という成績でシーズンを終える。7月以降の防御率は3点台だった。
2019年はセットアッパーとして起用され、開幕から16試合連続無失点を記録。開幕時の抑えだったライアン・クックが4月半ばに離脱したため、5月からは主にクローザーを務めた。7月末からは新外国人のルビー・デラロサに抑えを譲って再びセットアッパーに戻り、8月にコンディション不良で登板見合わせもあったものの、登録抹消されることなく閉幕までフル回転した。最終的にチームトップの67試合に登板、4勝3敗17ホールド16セーブ、防御率2.37という好成績を挙げ、優勝に貢献した。
オフには第2回WBSCプレミア12の日本代表(侍ジャパン)に招集。中継ぎとして3試合に登板、決勝戦でも1イニングを無失点に抑え優勝に貢献した。
2020年も開幕からセットアッパーを務め、抑えのルビー・デラロサの離脱期間には抑えも務めた。37試合で2勝1敗15ホールド6セーブ、防御率1.00という好成績を挙げ、リリーフ陣の柱としてチームの独走に大きく貢献したが、10月9日に左脇腹痛で閉幕まで戦線離脱。そのまま優勝はしたが、中川の離脱からチームの歯車も狂い出す要因になった。日本シリーズで復帰したが、チームが4連敗に終わったため勝ちパターンとしての登板はなし(2試合ともビハインドでの登板)に終わった。
2021年はチーム2位の58試合に登板し、1セーブ25ホールドを挙げた。東京五輪の日本代表に選出されていたが、左第十肋骨骨折で代表を辞退。稲葉篤紀監督からサイン入り代表ユニフォームをプレゼントされた。
2022年は一軍と二軍共に登板はなかった。オフに育成選手となった。背番号は041。
2023年5月15日に支配下選手に昇格した。背番号は41。44試合の登板で1勝4敗14セーブ17ホールドを記録した。
プレースタイル
2019年までで通算与四球率2.23という制球力が武器。2018年途中までは直球主体の投球スタイルだったが、2018年夏に投球フォームをスリークォーター気味に下げてからスライダーが打者の手元で曲がるようになり、制球力に直球とスライダーの組み合わせが加わった。
成績
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016年 | 巨人 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 2.0 | 1 | 2 | 3 | 3 | 13.50 |
2017年 | 18 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 25.0 | 4 | 19 | 12 | 12 | 4.32 | |
2018年 | 30 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 1.000 | 37.2 | 8 | 31 | 24 | 21 | 5.02 | |
2019年 | 67 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 16 | 17 | .571 | 64.2 | 18 | 74 | 19 | 17 | 2.37 | |
2020年 | 37 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 6 | 15 | .667 | 36.0 | 10 | 26 | 4 | 4 | 1.00 | |
2021年 | 58 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 1 | 25 | .571 | 54.2 | 10 | 49 | 17 | 15 | 2.47 | |
2023年 | 44 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 14 | 17 | .200 | 43.1 | 9 | 38 | 10 | 10 | 2.08 | |
NPB:7年 | 257 | 1 | 0 | 0 | 12 | 11 | 38 | 77 | .522 | 263.1 | 60 | 239 | 89 | 82 | 2.80 |
国際大会での投手成績
年度 | 代表 | 大会 | 登板 | 先発 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 | 日本 | プレミア12 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3.1 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0.00 |
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関連項目
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