中村修とは、将棋棋士である。棋士番号143。佐伯昌優九段門下。
概要
塚田泰明や高橋道雄と同じく、昭和55年年に四段昇段を果たした55年組の棋士である。
今でこそダンディでやさしいおじさんといった風貌であるが、王将位を二度も獲得している実力者である。それに比べると順位戦では振るわず、九段タイトル経験者にしてA級の経験がない珍しい棋士。
オールラウンダーで独特な指し回しから不思議流と呼ばれている。しのぎの強さにも定評があり受けを苦にしないため、「受ける青春」とも呼ばれた。
弟子に阿部光瑠や上村亘、香川愛生がおり、39期の棋王戦予選では阿部光瑠と師弟対局が実現する。後手の阿部が4手目△7四歩の奇手を放つが、中村が変幻自在の指し回しで居玉のまま勝利、師匠の貫禄を見せつけた。
王将戦について
1985年度の第35期王将戦七番勝負において中原誠から王将を奪う。次の年も中原誠の挑戦を退け、将棋界に中村修の名を知らしめるが、3連覇を狙った37期の王将戦では同じ55年組の南芳一に敗れてしまう。3勝2敗で先に王手をかけるも、それから先手番で2連敗してしまうという悔しい失冠になった。
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