概要
主にラジオ放送に使われる電波。国内放送や隣国向け国際放送に使われる。AMラジオと言えばこれ。
安定して伝わるが波長が長く大規模な送信施設が必要である。お金がかかり過ぎる。日本の民間放送は一部を除き超短波(VHF)に移行する予定である。
電波の伝わり方は地上に沿って伝わる地表波が主であるが、上空の電離層のうち最下層のD層に吸収され、その上のE層に反射する。夜間はD層が消えるので長距離受信が可能となる。
用途
- 300 - 415kHz:無指向性無線標識(NDB、航空機用)
- 400 - 526kHz:近距離船舶無線用
- 500kHz:SOS用
- 526.5 - 1606.5kHz:AMラジオ
- 1606.5kHz - 1800kHz:無指向性無線標識(NDB、航空機用)
- 1620kHz、1629kHz:路側放送(ハイウェイラジオなど)
- 1670.5kHz:海上保安庁船舶気象通報(廃止)
- 2300 - 2495 kHz:一般的に短波として扱っているが、熱帯地域では雷ノイズ対策で国内放送用として利用されている。トロピカルバンド、120mバンドとも。
関連項目
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