中部と言った場合には一般に中部地方のことを示す。
概要
中部地方 | |
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※三重を含む10県 | |
面積 | 72,572.34Km2 |
推計人口 | 23,570,546人 |
人口密度 | 324.79人/km2 |
域内総生産 | 72兆5250億円 |
データ基準日 | 2010年12月31日 |
日本にある地方のうちでもその範囲が曖昧となっている地方でもある。
小学校の社会科などでは、愛知県を中心として、静岡県、岐阜県、山梨県、長野県、福井県、石川県、富山県、新潟県を中部地方としているのであるが、このうち山梨県、長野県、新潟県は甲信越として関東地方と一緒にされることが多かったり、中部地方のうち太平洋側にある東海地方には三重県も入ることから、本来は近畿地方に属する三重県も中部地方として扱われたり、あるいは首都圏とした場合は山梨県も入り、関東地方としても山梨県を関東として扱ったり、新潟県が東北地方と一緒に扱われることがあったり、場合によっては中部地方と北陸地方が独立して、東海4県+長野県が中部5県として扱われたりといった具合である。
さらに中部地方は東日本なのか西日本なのかというのも重要な問題となるところである。電気の周波数でいえば、甲信越のうち甲と越の大部分が50Hzであり、信が60Hz、そして静岡県は富士川で50Hzと60Hzが分断されている状態である。新潟県と山梨県は東日本、東海三県及び北陸三県は西日本という共通認識が概ね成り立っているが、長野県や静岡県が特に微妙である。県内の中で関東圏と結びつきが強い地域は東日本、中京圏と結びつきが強い地域は西日本と思われている向きもあるが、やっぱり曖昧である。
実際のところ、細かいことを考えたら負けなのかもしれない。行政上も曖昧となっており、都道府県知事の協議会である全国知事会では、山梨県が中部地方に入っておらず関東地方にのみ参加しており、長野県と静岡県は中部地方と関東地方兼任、三重県と福井県は中部地方と近畿地方兼任、新潟県は中部地方と北海道東北地方兼任であることからもそれは窺うことができる。
参考までにではあるが世界と比較した場合、域内人口は世界50位のモザンビークより上、49位イエメンの下。域内総生産は7,367.09億ドル(2013年4月8日通貨レート基準)で世界19位のスイスの上に当たる。
関連項目
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