中野 テルヲ(なかの てるお、1963年8月12日‐)とは日本のミュージシャン、作曲家、編曲家である。
本名は中野照夫。担当パートはベース、シンセサイザー、プログラミング、ボーカル。
概要
来歴
P-MODELのローディーとして活動をサポートしていたが、1986年にベーシストとして加入と同時に本格的な音楽活動に入り、アルバム「ワン・パターン」やライブビデオ「三界の人体地図」をメンバーの一員として発表。
活動凍結後は、1991年にはKERA(元有頂天メンバー)、みのすけ(元筋肉少女帯メンバー)と共に「LONG VACATION」を結成し、シンセサイザー、プログラミングを担当。活動を休止するまでに、25タイトルもの作品を残した。この頃から、本名ではなく、現在に至るまで「中野テルヲ」と名乗るようになる。
1995年からのLONG VACATION活動休止後はソロ活動に移り、超音波センサー(UTSシリーズ)や短波ラジオ(スカイセンサー)を駆使した演奏スタイルで独自の電子音楽を展開している。これに関しては後述という事で。
使用機材
タルボベース
平沢進やHISASHI(GLAY)が使用しているアルミ製ギター・タルボの姉妹品であるが、ギターの人気が全く出ず、発売元の東海楽器も経営難に陥り生産がストップ。
オリジナルは10数本しか世に出回っていない幻の激レアベースとして知られている
三界の人体地図では、オリジナルのタルボベースを操りながら動き回るのを確認できるはずである。下の関連動画で確認されたし。
UTSシリーズ・スカイセンサー
「Under Techno System」の略称で、高橋芳一(元P-MODEL、システム・キーボード担当)が開発・製作している自作楽器群を指す。LONG VACATION在籍時代からこのシステムを採用しており、それを用いた演奏は、彼の最大の代名詞として知られている。
UTSシリーズは、手刀でかざす事で超音波センサーに反応して音が鳴る仕組み。初アルバム「USER UNKNOWN」発売記念ライブでは、数千枚ものグラフィックと音を同時に制御をおこなっている。
また、意図的にノイズ音を発生させる為に「スカイセンサー」というソニー製の短波ラジオ(ICF-5900,1975年製)を使っている。その名を冠した「Let's Go Skysensor」という曲も存在する。
関連作品について
中野は前述のUTSシリーズでの演奏だけでなく、作曲や編曲(ことぶき光、サエキけんぞう、中島美嘉…etc)、ゲーム(バーチャファイター2など)やCMのBGMの作成も手がけている事でも有名である。
その最たる例としては、実の弟の差し入れとして中野梓フィギュアを貰った際、一緒に映っている本人の写真が公開されて話題になった。その3か月後に何故か「電撃G's magazine」のCMに楽曲の担当をしてしまった。ちなみにナレーションは竹達彩奈(中野梓の中の人)が担当。
という事で、あずにゃん(の中の人)と事実上の競演を果たしてしまった。どうしてこうなった。
後に中野は、ナタリーでの特集記事[1]で「知り合いのディレクターから来た話で、キャスティングはディレクターがやった」と語っている。
関連動画
関連項目
関連リンク
脚注
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