中野五月とは、春場ねぎ原作による漫画「五等分の花嫁」に登場するキャラクターである。
概要
誕生日 | 5月5日 |
身長 | 159cm |
好きな食べ物 | やっぱり肉 |
好きな飲み物 | カレー |
嫌いな食べ物 | 梅干し |
好きな動物 | カンガルー |
よく見るテレビ | ワイドショー |
得意教科 | 理科 |
日課 | 腹筋とヨガ |
好きな映画 | 犬が死ぬ系 |
お気に入りスポット | ペットショップ |
本を読むなら | ガイドブック |
朝食 | 親子丼派 |
本作に登場する中野家五つ子の末っ子であり、ヒロインの1人。イメージカラーは「赤」。
ウェーブがかった若干クセのあるロングヘアで前髪の一部が長く伸びている。頭頂部にアホ毛が生えており、ヒトデ星形の髪飾りを付けている。頭頂部の髪の先端部分がたまに風太郎の目に刺さる。制服は赤いセーターを着ている。視力が悪いため、勉強のときなどは眼鏡をかけている。五月病と聞くとなんとなく落ち込む。名前が名前なので五木さんとの結婚は避けたいと思っている。日を跨いだ瞬間に生まれたが、このことは誰も深く掘り下げないようにしている。
真面目な性格であり、変わった人の揃う五つ子の中では常識人的なポジション。他の4人と違って勉強をやる気はあるのだが、要領が悪いために成績に結びついていない。口調は誰に対しても敬語。かなりの食いしん坊であり、何かと食べているシーンが多い。朝から親子丼を食べることができ、シチューをおかずに白飯が食べられる。好きな飲み物はカレーで、学食ではうどんに揚げ物をドサドサ乗せた上にデザートを食し、その後おやつに肉まんを2つ平らげる。そのため、他の4姉妹と比べてややぽっちゃりしている。本人は気にはしているようだが、食欲には抗えないらしい。大の怖がりでオバケやホラー映画が苦手。自転車が乗れないことを隠せていると思っているが、姉妹は全員知っている。貧乏な家のカレーをおかわりしたり、よりによって学園祭中に自習する鋼のメンタルの持ち主。コミック冒頭のキャラクター紹介では弄られることが多い。通称「ドメスティックバイオレンス肉まんおばけ」「妖怪カレー喰い女」。
風太郎のことは「上杉君」と呼んでいる。風太郎とはクラスメイトであり、五つ子の中で一番最初に風太郎と出会ったのは彼女である。ただし、食堂で出会った印象が最悪であり、勉強を教えてもらうように頼んだことを冷淡に断られたうえ、「太るぞ」と言われたことを根に持っていたことから、二乃と同様にしばらくの間冷たい態度を取っていた。何かと口論になることも多い。反面、風太郎の妹であるらいはにぞっこんであり、らいはの頼みごとを断ることができず、上杉家で夕食を共にすることになり、風太郎の家族の事情を知ることになる。作中、風太郎の家に入ったことがあるのは彼女だけ。
五つ子の中でも特に死んだ母親への思い入れが強く、月命日である毎月の14日には母親の墓参りをおこなっている。また、母の影響をもっとも受けており、将来の進路も母親と同じ教師を希望している。他人はおろか家族である姉妹に対しても常に敬語で話すのは母親の代わりを演じているためである。過去に実の父親が蒸発してしまったことから男性に対して潔癖なところがある。そのため、風太郎が教師としての一線を越えて姉妹に手を出すのではないかと戦々恐々としていた。
五つ子の体重の合計は250kgで本人は一人当たり50kgで割り切れると言っているが他の姉妹のリアクションから、この発言の信ぴょう性は低い。ファンからも大食いと体重のことで何かとネタにされることが多い。マスコットのように扱われることが多く、一部からは「ごじょじょ」と呼ばれている。
ここから先は、ネタバレ成分を含んでいます。 ご注意ください。 |
スイーツの超有名レビュアー「M・A・Y(メイ)」というもう一つの顔がある。彼女にレビューされ高得点を得た店は、星の数だけ客が倍増する程的確で入れ食い状態になるらしい。
その他高級スイーツ店やレストランに留まらず様々な店で食べ歩きしてるそうで、ファミレスの定食に対しても「このお店のご飯も美味しいです」とコメントしている。もうそっちで金稼ぎした方が良いんじゃないか。
ここから先は、さらに物語の核心をつくネタバレ成分を含んでいます。 ご注意ください。 |
物語半ばに登場し、風太郎が知る「写真の子」を名乗る人物「零奈」その人である。
しかし「写真の子」本人ではない。「写真の子」本人に依頼され風太郎が過去を決別するように頼まれた為、変装して接近した。敬語を解いた五月は写真の子そのものとされている。
結果的に風太郎は思惑通り過去と決別したのだが、この結果に五月自身は不服としており、何とかして「写真の子」への想いを思い出して貰うように「写真の子」本人の思惑を外れ何度も変装し暴走するようになる。
最終的に「写真の子」本人──四葉に「辛い思いさせてごめんね」と直接変装を止められる事になる。
五月は風太郎の過去に直接関わってはいないが、風太郎の口から出た思い出と自分の記憶を刷り合わせ、過去に何があったのかを憶測しある程度は把握している。その為3年に昇級した辺りからモヤモヤを抱いており、これを「四葉が子供の頃から風太郎を思ってるのに上手くいってないから」と解釈し独自の行動を取り続けていた。
モヤモヤはずっと晴れる事なく、最終的に学業にまで影響を及ぼし志望校の判定が上がらないという事態にまで発展する。風太郎は「こんなに勉強していれば何かしらの成果が出ても不思議じゃないのだが」と精神面での問題の可能性に触れている。
学園祭での一騒動後、五月は風太郎に言われた「母を目指して夢を追うのと、夢を目指して母を追うのでは意味が違う。他人の戯言なんて気にするな」という助言を胸に抱き、自分の目標を改めて確立すると共に、風太郎に対し「君も私の理想なんだよ」と、母の真似事である敬語ではなく、本心から伝えた。
が、学園祭後はむしろ胸が張り裂けそうなくらいモヤモヤが深まった。これを師事している下田に問うと、「好きな男を取られた嫉妬心」だと核心を突かれ、途端に風太郎を意識し始める。
五月のモヤモヤの直接的な原因は教師という夢が浮き立っていた事でも、四葉と風太郎の関係が上手く行ってほしかったからでもなく「温泉家族旅行で三玖が風太郎に惚れている事を知った」からである。ここで初めて他姉妹が風太郎に惹かれている事を知った五月は、無意識に嫉妬しずっとその関係性にハラハラしていた。
零奈として独断的な行動を取り、四葉の為に動いてる筈なのに一見自分が写真の子であるように誤解して欲しいかのような意味不明な行動の数々も、「恋心と思考がリンクしておらず思った事とは違った立ち回りをしていたから」だと思われる。
全ての決着の後に気付いた恋心に対し「私は悪い子です」と自虐するも、四葉の宣誓を聞くうちに自分がハッキリと失恋していた事に気付き、またニ乃の堂々とした姿を見て「恋はなんて人を輝かせるんだろう」と、自分なりの解を得てモヤモヤが晴れ、改めて風太郎を祝福した。その手には、風太郎・らいはと一緒に撮影し、風太郎のお守りに忍ばせていたプリクラが"五月の失恋の思い出"としてしっかりと握られていた。
また、その後四葉のデートを見て「もう背中を押す必要は無いようですね」と満足げだが、五月本来の目的は「四葉を写真の子と思い出して貰い二人が添い遂げる」であるため、実は全くその目的を達成出来ていないのだが、結果的に上手く行ったので自分の失敗に全く気付いていない。
その後は死にもの狂いで勉強し志望校に合格。晴れて夢である教師となった。敬語は止めたが風太郎と口喧嘩する時は思わず出てしまうと、以前とは逆になっている。
また、作中では五月と風太郎は似た者同士とされており、五月が風太郎に無意識に惹かれてたと同じように、風太郎もまた姉妹の誰かに既に無意識に惹かれていた事を読者に連想させるヒントになっている。
キャラクターソング
- 素直にOpen heart~五つ数えて~
- 歌:中野五月(CV:水瀬いのり)
- 作詞:結城アイラ / 作曲・編曲:光増ハジメ
- トクベツなひと~Lesson Five~
- 歌:中野五月(CV:水瀬いのり)
- 作詞:結城アイラ / 作曲・編曲:竹市佳伸
関連動画
関連静画
関連チャンネル
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 10
- 0pt