丸ぼうろ(まる―)とは、ポルトガルから佐賀県に伝わった佐賀県名物の菓子である。
概要
漢字で書くと「丸芳露」。16世紀にポルトガルから伝わった。丸ぼうろの「ぼうろ」とは、卵ボーロなどと同じ「ボーロ」で、直訳するとボーロは「ケーキ」である。
卵ボーロやそばぼうろ等と似た読み方と見た目の香ばしさから、硬そうなクッキーみたいなイメージを持たれがちだが、実際は口当たりの良い柔らかい触感である。近年「メロンパンの皮」という商品がブレイクしていたが、あれをさらに柔らかくしたソフトクッキーのイメージである。だが、店それぞれの焼き加減で硬さや味がかなり違うのもこのお菓子の特徴で、カリカリに香ばしく焼いた丸ぼうろも存在し、そちらを好む方もいる。
程良い甘さと舌触りの良さに定評があり、お茶請けとして使われる事が多く、ご年配の方々にとても人気がある。またその食べやすさからお子様に与える事も多く、老若男女愛されていると言えるだろう。
佐賀県内では至る所に丸ぼうろを売っている所があり、洋菓子店の他にスーパーで丸ぼうろを置いている所もある。またお土産品として福岡のお土産屋で売られている事もあり、九州に来た際は比較的手に取りやすいであろう。また、どう伝わったかはさっぱり不明だが、大分県北部にある中津市でも佐賀同様に市を代表する銘菓として扱われており、こちらも至る所で購入できる。
店で買うと8枚入りで200円という物もあるが、洋菓子店では同様枚数で600円が多い。それぞれが和テイストの包みに2枚セットで入れられている事が多い。開けた時の見た目はブッセみたいなので食べ方が分からない最初はそのまま齧り付く人も多いとか。
有名な丸ぼうろ
関連項目
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