丸亀製麺とは、トリドールグループの株式会社丸亀製麺が運営しているセルフサービスの讃岐うどん店である。
概要
- 2000年(平成12年)に開店した丸亀製麺加古川店を皮切りに、全国のロードサイドやショッピングセンター内などを中心にして積極的に出店展開されているうどん店である。うどん店業界初の47都道府県への出店を果たしている。出店ペースが年間100店舗と結構早かった。
- 出店開始から一度も閉店店舗を出したことがないと銘打っていたが、売上の落ち込みにより最近になって閉鎖店舗が出てきている。
- 店名にある丸亀は香川県の市、丸亀市から取られている。が、丸亀製麺は香川県発祥のうどん店ではない。誤解されていることが多いが、第一号店は兵庫県加古川市、運営元のトリドールは神戸市の会社である。ちなみに丸亀市には丸亀製麺、及びトリドールのその他の業態店が1つもない。ただ、創業者の父方の実家は丸亀市のお隣、坂出市であり、まったく讃岐うどんと無縁だったどころか、むしろ子供の頃から思い入れのある食べ物だった。その中で丸亀市は讃岐うどんの聖地という実感があったから、丸亀製麺という名称にしたと語っている(丸亀市のうどん文化は新日本風土記にも採り上げられたりしている)。なお、うどんチェーンを思いついたのも丸亀市にある行列のできるうどん屋を見て、これは行ける!と思ったことによる。そんな経歴があるから、地元香川、特に坂出市、丸亀市には過去に進出しようと考えたことはないらしい(自分らの出る幕はないという思いから)。また、今もちょくちょく神戸から坂出に帰省しており、また讃岐うどんのブランド研鑽のため、丸亀市の文化大使も務めていたりするなど、陰ながら讃岐うどん文化を支えている。
- 店名に製麺と書かれている通り、店内で自家製麺を行っている。小麦粉は100%国産品を使用しており、このためセルフうどんとしてはやや高めの値段設定になっている。
- 刻みねぎ・天かすは掛け放題。また天ぷら用にオリジナルのだしソースを用意している。
- 毎月一日は釜揚げうどんの日として釜揚げうどんを半額で提供している。また、一日限定で肉汁(牛丼風の具が入った甘めのつゆ)を提供していることもある。
- うどん一杯注文ごとにうどん札がもらえる。集めるとトッピングや天ぷらなどの割引が受けられるが、期限は当月中のみ。
- 2012年にようやく香川県に店を出したが、同県にあった丸亀製麺株式会社があったことからデベロッパーから店名変更の要請が出された。ということで実家のある坂出の坂と、リスペクトの地である丸亀の亀を取って亀坂製麺として出店した。その後2012年末に名称が丸亀製麺になった。この他2店舗(計3店舗)出店したが、最初の店を含む2店舗が2015年、2022年に閉店し、現在は「高松レインボー通り店」1店舗のみとなっている。
丸亀リスペクト系のうどん店
店舗の外観が丸亀製麺に類似した様々なうどん店が存在する。ラーメン二郎のスタイルを模したラーメン店のことを「二郎系」「二郎インスパイア」「二郎リスペクト」と言うように、「丸亀系」「丸亀インスパイア」「丸亀リスペクト」と言っていいだろう。主な例として挙げられるのが…
- 伊予製麺(株式会社プラスという理容用具卸売会社が経営。)
- 杵屋麦丸(大阪府大阪市住之江区にあるグルメ杵屋レストランという会社が経営。完全子会社として水間鉄道が有名。)
- 金比羅製麺(大阪府箕面市にある太鼓亭という会社が経営。)
- 香の川製麺(大阪府大東市にある株式会社フレンドリーが経営。かつては同名のファミリーレストランチェーンを運営していたが、現在は香の川製麺の運営のみとなっている)
関連動画
関連商品
関連項目
リンク
- 6
- 0pt