主体暦(しゅたいれき、チュチェれき、主體歷、주체력)とは、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)で採用されている紀年法。暦法はグレゴリオ暦準拠であるため、暦というよりは年号のように扱うのが適切であり、主体年号(주체년호、南: 주체연호)とも言う。
簡単な計算方法
なんで1911?
北朝鮮を建国して国家主席として辣腕を振るい[要出典]共和国憲法によって「永遠の首席」とされた金日成同志の功績を讃え、また彼への意識を国民の日常生活の中に根付かせるために、金日成同志の三回忌のあった主体86(1997)年から「金日成同志の誕生年(1912年)を元年(1年)とする暦」の運用が始まった。これは氏が提唱し朝鮮労働党是の根幹を成している「主体思想」をとって「主体暦」と名付けられ、主に公的文書やマスメディアなどで使用され始めた。
制定された段階で既に「主体86年」であったので、当然それよりも前(主体元年から主体85年の間)はリアルタイムでは使われていなかった。
当初より西暦と併用される形での表記が目立ったが、近年ではあまり日常の中では使わなくなっているらしく、実際北朝鮮で流通しているカレンダーも、近年では西暦のみが書かれているものが多く見られるそう。ラジオなどで日付を読み上げる際にも用いられるが、昔は各国語に合わせて主体の読み方を変えていたところを、近年ではもっぱら朝鮮語の「チュチェ」に統一している。(例えば昔は日本向け放送(特に朝鮮の声放送)では「しゅたい」と読んでいた)
なお「主体元年」と日本の「大正元年」、中華民国の「民国元年」は偶然にも同じ年のため、「主体○○年」はそのまま「大正○○年」となる。
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