乗り換え(のりかえ)とは、「乗り換える」の名詞形である。
概要への乗り換えはこちらです
乗り換えとは一般的には乗り物を換えること、ある鉄道路線やバス路線から他の路線に乗り換える(あるいは、列車から列車へ乗り継ぐ)ことなどを指す。
- 誰もが乗れる公共交通機関の利用を指しやすい。
- 駅・バス停留所はもちろん、船舶(連絡船・渡し舟)や飛行機も含む場合もある。
- 徒歩移動は基本的に含めないが、合間に路線がない場所では所要時間を計算して含める場合もある。
- 事故・災害による区間運休など、応急的なバスによる代替輸送も乗り換えに含める場合もある。
2以上の鉄道または路線が乗り入れているもの、近接するものは乗換駅、
多数のバス停を擁するものはバスターミナルと呼ばれる場合も多い。
乗り換えの手間や、慣れない土地や駅においては初見殺しのタイムロスにもなりうるといったデメリットもある(後述)
曖昧さ回避
そこから「彼氏を乗り換える」「好きな作品を乗り換える」「スマホを他社に乗り換える」のような使い方もする。つまり、あるものから、違うものへと切り替える事を表す。
スマホなどは顧客の奪い合いになっており、乗り換え料金・違約金を負担してくれる場合もある。
口八丁手八丁で余計なオプションを契約させるケースや、契約書のオプションに最初からチェックマークが入っている場合もあるので要注意。余計な請求費用がないか料金明細も必ず見ておこう。乗り換え後にも少額を延々と支払わされるセコいケースもある。
広義にはゲームなど、損傷や燃料切れで使用不能になった乗り物を捨て、他の乗り物を利用する(窃盗・強奪も含む)といったニュアンスで用いられる場合もある。GTAなど。
鉄道やバスの乗り換えについてはこちらです
遠隔地へ行く場合、また入り組んだ交通網のある地域を移動する際に乗り換えが発生しやすい。
目的地まで一直線に路線が続いていればそれに越したことはないものの、バスを除けば線路・架線・用地確保の問題もあり既存の路線は容易に変更しづらく、万人が使いやすいよう汎用性を考えた無難な路線図になっている場合が多い。
Googleマップなど、検索によって現在時刻と現在地から目的地までの情報を検索して出してくれるものもあり非常に便利。現在は現地でもスマホで容易に確認できるが、充電や予備のバッテリーといった対策も忘れないようにしたい。
大きな駅やバスターミナルなど、通勤/通学の初見においてはどこから乗れば良いか迷いやすいため事前にチェックするといった対策があれば心強い。遠隔地の旅行の場合は時間に余裕をもって出るといった対策も必要である。
乗り換え駅においては地名が同じだが駅が離れているパターンや、鉄道事業者名が異なると紛らわしいパターンもあるため、お互いの駅名に違いをつけてある場合もある。
中には普通電車やバスの乗り換えだけで目的地を目指したり、日本縦断を行う物好きな方もいる。
良い意味で
鉄道やバスを降りる、場合によっては改札を出ることになるため、トイレに行ったり近隣の売店・店舗で食事や雑誌・お土産の購入、現地の空気を肌で感じたり周辺散策もしやすい。
その他、多くの人が利用することから自ずと集客効果も大きく、駅ナカ・駅前といった土地や商業スペースも反映しやすい、雇用機会増加による利益や税収といった経済効果、ポスターや看板など企業やイベント・地元特産品のアピールといった宣伝広告の機会も増えるといった様々な副次的な効果もある。
結果的に乗換駅の周辺には飲食店、デパートや百貨店、カラオケ・インターネットカフェ、ホテル、映画館といった様々な娯楽や業種が息づいているのもひとつの側面ではある。
全力疾走
特に何らかの原因で鉄道の乗り換えでダッシュする光景が日常茶飯事になっているところは、○○ダッシュとも呼ばれ、一定の距離があり乗り換えまでの時間が少なく走らなければ間に合わないといった特徴がある。
※誰が走っても間に合わない距離であったり、十分な時間的余裕がある場合は用いられない。
※一部は廃止・改正などで過去のものとなっている。
欠点にご注意ください
欠点として、乗り換え自体の手間・時間がかかることが挙げられる。
- 駅構内の構造や停留所の配置によって、降りてすぐ次に乗り換えられるとは限らない。(初見殺し)
- 時刻表などを把握しなければ乗り換えに間に合わず目の前で走り去る。
- 次が到着するまで暇。スマホ等で暇は潰しやすくなったものの…
- 行先表示を見落とすなど、乗り換えを間違えるとあさっての方向へ向かってしまう。
- 通勤・通学・旅行・観光などでは貴重な時間の無駄遣いになりがち。遅刻のリスクも。
- 田舎や過疎地においてはかなり不便。
- 路線への理解が浅かったり、漢字の読めない小さな子供には難易度が高い。
- 路線が密集しすぎている地域においては、路線が多すぎて現在地・目的地の把握に手間取る。
- 駅や鉄道会社によっては案内表示が不親切で、どこへ行けば良いか分かりづらい。
- 路線は同じでも普通列車しか止まらない駅など、いったん降りて乗り換える必要がある。
- バスなど、行先・路線によっては利用者数の少ないバス停は元々止まってくれない。
- 遠足・修学旅行などで事前に調べるのがダルい。
- 乗り換え駅=多方向に逃げやすいということから、犯罪・治安が悪い場合もある。(海外旅行も含む)
結果的に、時間的・精神的余裕のない方にはストレスしかない。
土曜・日曜・祝日、お盆や年末年始などで時刻表・ダイヤが変わる点にも要注意。
(イベント時などの増便・臨時停車などもある)
関連項目への乗り換えはこちらです
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