九重連山(くじゅうれんざん)とは、大分県西部に位置する火山群の総称である。
概要
九州本土最高峰の中岳(1,791m)をはじめ、久住山(くじゅうさん)、大船山(たいせんざん)、星生山(ほっしょうざん)、三俣山(みまたやま)などの1,700m級の山々が連なる。深田久弥が選んだ「日本百名山」のひとつに数えられている。
…ここまで読んでお気づきの方もいるだろうが、この地域には「九重」「久住」と「くじゅう」と読む2つの地名があり、地元でも正しく使い分けられない人もいる。このエリアは阿蘇くじゅう国立公園に指定されているが、「くじゅう」とひらがなになっているのはこの混乱を避けるため。
九重連山の登山口としてはやまなみハイウェイ沿いにある牧の戸峠や長者原などが一般的。牧の戸峠からは久住山方面、長者原から大船山方面へ登山道が整備されている。
観光地として
九重連山一帯にはさまざまな観光スポットがあり、ドライブデートにはもってこいのエリアとなっている。
- 筋湯温泉…「日本一の打たせ湯」を謳っている温泉地。周辺の温泉地と合わせて九重九湯と呼ばれている。
- 飯田高原…九重連山の北側にある高原。
- 久住高原…九重連山の南側にある高原。
- 九酔渓…飯田高原近くにある渓谷。紅葉の名所である。
- 九重"夢"大吊橋…2006年、九酔渓にかけられた吊り橋。日本一の高さを誇る。
- くじゅう花公園…九重連山にあるフラワーパーク。チューリップやラベンダーなどが美しく咲き誇る。
- 坊ガツル…九重連山の真ん中にある湿原。ラムサール条約登録地。
- タデ原…長者原登山口の近くにある湿原。こちらもラムサール条約登録地。
など。九州を代表する観光スポットの1つなのでぜひ1度は足を運んでいただきたい。
アクセス
ここでは主な登山口のひとつである長者原までのアクセスを紹介。
- JR久大本線豊後中村駅から九重町コミュニティバスに乗車し、「九重登山口」下車。もしくは熊本桜町バスターミナルから九州横断バスに乗車し「くじゅう登山口(長者原)」下車。
- マイカーの場合、大分自動車道九重インターチェンジから約17㎞。
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関連項目
関連リンク
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