乳首券とは、漫画界でまことしやかに囁かれる都市伝説の一つである。
概要
TVやDVD等では、教育上の観点から子供が見る可能性のある番組での乳首の露出はタブーである。
少年漫画誌においてもそれは同様だが、例外的に編集部から許可を頂ける事があり、それがこの乳首券だと言うもの。
漫画家の西本英雄が、自身の漫画『へなちょこ大作戦Z』で提唱したらしい。
実際は少年誌にもかかわらず乳首を描いてしまった漫画に比喩的に使われるのみで、
そんな券は実在しないと思われるが、ある事にした方が夢があっていいじゃないですか?
元ネタの詳細
上記のやりとりは、ワイドKC「へなちょこ大作戦Z」第11巻(2002年1月17日第1刷発行)に収録されている「免罪符」というネタにあるものである。以下引用。
ナレーション
「ある寝ぐるしい熱帯夜 眠りに就こうと思った頃 それは突然やってきた」郵便屋
「郵便でーす」
(漫画家 西本英雄の自宅に封筒が届く)西本
「なんだろう?講談社から。差出人は・・・あ、編集長からだ!!」
「ついに連載打ち切りの知らせか?うっ こ これは」
「ちくび券だ!!」
(講談社週刊少年マガジン編集部発行 ちくび券)ナレーション
「ちくび券とはマガジン連載作家に秘かに配られるという幻の免罪符」
「これを持っていれば自分の作品で自由に乳首を描くことができる夢の許可証なのだ(1枚で2乳首まで)」
「だがそれを入手することは困難を極め ベテラン作家でも1年に1枚入手できるかどうかの確率なのである」西本
「それがなぜ俺の所へ・・・・・・?あ」
「講談社漫画賞受賞記念で赤松先生の所へ送られたのが間違ってうちへ届いたんだ!!」
「しめしめ よーしグットいやらしいマンガ描いちゃうぞ~~」
力士「こんばんはー隣に引っ越して来た十両の乳頭山(にゅうとうざん)と申しますがおそば持ってまいりました」
(上半身裸で乳首を出した力士が引っ越しの挨拶に西本の部屋に来た)
乳首券使用者
基本的に「少年漫画誌で複数回乳首券を使用した漫画家」を掲載。
週刊少年マガジン
- 瀬尾公治(確信犯)
- 玉越博幸(元祖。ちなみに他紙に移動してからはすっかり…おっと誰か来た)
- 流石景(乳首券どころか少年漫画誌で前代未聞のパコ券まで行使。雑誌掲載時は袋とじ化して対応)
- 大暮維人(雑誌掲載紙は控えめであったが、単行本で加筆)
- 本島幸久(こっそりそれっぽいものを描いていた)
- むちまろ(男の乳首なのでセーフ)
週刊少年ジャンプ
- 桂正和(ジャンプ側の代表格)
- 矢吹健太朗(コミック限定だったが2010年10月頃に掲載紙向けの定期券が発行された)
- 光原伸(乳首券を乱発しすぎたせいで生気を吸いとられて連載終了になったと言われるほど乱発)
- 江川達也(但し垂れ乳)
- 濱田浩輔(最初から行使するも打ち切り)
- ミウラタダヒロ(なんでタピオカ描くのに乳首券がいるんですか?)
他誌
関連動画
まさか関連動画があるとわw
関連コミュニティ
関連サイト
関連項目
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