予告詐欺とは、文字通り詐欺な予告である。詳しく言うならば、主にアニメなどにおいて予告された内容と本編内容が大きくかけ離れている事象をさす。
ほんとの概要
予告と本編内容に凄まじい差異が生じるパターンとしてはいくつか考えられる。
製作スケジュール・規制などで仕様を大幅変更
こちらは主に、ゲームなどによく見られる例である。発売までに開発・デバッグが間に合わなくなった結果、各種要素が削られたりバグまみれになったり、倫理的にきわどい描写にした結果、規制に引っかかって泣く泣く仕様を変更してしまうなどその原因と結果は様々。
ちなみに、2007年のクソゲー七英雄が一人・プロゴルファー猿は「特に不具合は無く、恐らく仕様通りなのに立派な予告詐欺」という上記の例に属しない貫禄を見せ付けている。
完全な引っ掛け。ユーザーを騙すミスリード
こちらは主に、「ユーザーに本編を知られたくない」が為の産物である。特にどんでん返しをウリにしようとしている作品に言えることだが、オチや核心がPVでばれてしまうとまずい、だが宣伝はしっかりしたい。そのため、本編に無いシーンをわざわざ作ったり、色々なシーンやセリフを繋ぎ合わせてミスリードを誘う手法がよく用いられる。例としてここ最近の名探偵コナンの劇場版の予告映像が挙げられる。逆に、情報を公開できない事を逆手にとってお笑いに走るパターンもあり、クレヨンしんちゃんの劇場版の第一報ではお遊び路線に走るのがセオリーである。
ちなみに、アニメ版エルフェンリートも能登ヴォイスによる萌えPVであの内容だったので予告詐欺と呼ばれる事があるが、グロPVも同時期に放映していたので実はそこまで詐欺だったと言うわけではない。
あと、いろいろな意味で前代未聞なのは刀語4話である。原作・アニメどちらもとも。
単なるネタ
クソアニメ『ポプテピピック』は第1話冒頭で偽OPとして『星色ガールドロップ』の曲を流し、次回予告では毎回『星色ガールドロップ』の予告を流している。『ポプテピピック』本編の予告は一切やらないので、視聴者は次回の内容を予測することが極めて難しい。一応、次回予告担当者もガチで予告の構成を考えており、予告だけで星色ガールドロップのストーリー展開が分かるように配慮されている。まさに次回予告が本編。
その他
エイプリルフールでよく見かける嘘予告も上記の定義から外れるが、「予告が引っ掛け」と言う意味では該当するかもしれない。
関連項目
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