二塁打とは、野球やソフトボールで、打者が二塁まで達することの出来た安打。
概要
ツーベースやツーベースヒットとも呼ばれ、その名の通り打者が二塁(セカンド)までアウトにならず到達した安打のことを指す。ただし、二塁に進塁に失策や野選が絡んだ場合には二塁打として記録されず、単打として記録される。また、打者走者が三塁でタッチアウトになった場合にも記録される。この場合二塁打と走塁死となる。
なお、送球間の進塁で二塁に到達した場合などは、打者自身の打撃で二塁まで到達したとは言えないため、単打として記録される。
エンタイトルツーベース
打球が一度フェアゾーンに落ちてからバウンドしてスタンドに入った場合、これ以上のプレイ続行は不可能なため、打者走者含む全ての走者に2個の安全進塁権が与えられる。記録上は二塁打。
スタンドに入った場合以外にも、ドーム球場の天井に打球がはまってしまった場合になどにも適応される。
エンタイトルツーベースは和製英語であり、アメリカではground rule doubleと呼ぶ。
記録
通算記録
日本プロ野球 | メジャーリーグベースボール | ||||
---|---|---|---|---|---|
順位 | 選手名 | 二塁打数 | 順位 | 選手名 | 二塁打数 |
1 | 立浪和義 | 487 | 1 | トリス・スピーカー | 792 |
2 | 福本豊 | 449 | 2 | ピート・ローズ | 746 |
3 | 山内一弘 | 448 | 3 | スタン・ミュージアル | 725 |
4 | 坂本勇人 | 445 | 4 | タイ・カッブ | 724 |
5 | 金本知憲 | 440 | 5 | アルバート・プホルス | 686 |
6 | 稲葉篤紀 | 426 | 6 | クレイグ・ビジオ | 668 |
7 | 王貞治 | 422 | 7 | ジョージ・ブレット | 665 |
8 | 張本勲 | 420 | 8 | ナップ・ラジョイ | 657 |
9 | 長嶋茂雄 | 418 | 9 | カール・ヤストレムスキー | 646 |
10 | 松井稼頭央 | 411 | 10 | ホーナス・ワグナー | 640 |
シーズン記録
- (2023年終了時点)
- ※太字は現役
日本プロ野球 | メジャーリーグベースボール | ||||||||
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順位 | 選手名 | 所属 | 年度 | 二塁打数 | 順位 | 選手名 | 所属 | 年度 | 二塁打数 |
1 | 谷佳知 | オリックス | 2001年 | 52 | 1 | アール・ウェッブ | BOS | 1931年 | 67 |
2 | 福浦和也 | ロッテ | 2003年 | 50 | 2 | ジョージ・バーンズ | CLE | 1926年 | 64 |
3 | フィル・クラーク | 近鉄 | 1998年 | 48 | ジョー・メドウィック | STL | 1936年 | ||
ケーシー・マギー | 巨人 | 2017年 | 4 | ハンク・グリーンバーグ | DET | 1934年 | 63 | ||
4 | 山内和弘 | 毎日 | 1956年 | 47 | 5 | ポール・ウェイナー | PIT | 1932年 | 62 |
福留孝介 | 中日 | 2006年 | 6 | チャーリー・ゲーリンジャー | DET | 1936年 | 60 | ||
6 | 松井稼頭央 | 西武 | 2002年 | 46 | 7 | トリス・スピーカー | CLE | 1923年 | 59 |
7 | 大沢清 | 大洋 | 1950年 | 45 | チャック・クライン | PHI | 1930年 | ||
松原誠 | 大洋 | 1978年 | トッド・ヘルトン | COL | 2000年 | ||||
森野将彦 | 中日 | 2010年 | フレディ・フリーマン | LAD | 2023年 | ||||
10 | 青木宣親 | ヤクルト | 2010年 | 44 | |||||
井口資仁 | ロッテ | 2010年 |
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関連項目
外部リンク
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