概要
九八式軽戦車の改良版として、狭かった砲塔内部の居住性を改善する為に、従来より広い円筒形の砲塔に変更し、主砲を一式37mm戦車砲に変更したもの。
グライダーで輸送可能な空挺戦車としても研究開発され、車体表面の凹凸を無くして平らにするなどの改良も加えられた。
開発
「ケト車」の秘匿名称で開発が行われ、試作車両は1941年に完成。
翌年の1942年には制式化された。
生産と配備
1942年に制式となったケトだが、搭載予定の一式37mm戦車砲の開発が難航。
主砲の完成が1943年と遅れてしまった為に、生産開始は1944年となり、同年中に29両が生産された。
完成した車両は陸軍の空挺部隊である第1挺進集団の第1挺進戦車隊に配備される。
第1挺進集団は1944年12月のレイテ島の戦いで、防衛戦に動員されたが、輸送能力の問題で戦車隊は本土に残り、そのまま終戦を迎えた。
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt