井上和彦(ジャーナリスト)とは、日本の軍事ジャーナリストである。
概要
自衛隊・安全保障問題・近現代史が専門。
現在、日本文化チャンネル桜 でキャスターを務める。その他、たかじんのそこまで言って委員会 や ビートたけしのTVタックル などにも出演。
NHK JAPANデビュー の問題に関しては、何度も台湾へ足を運び、現地の生の声を届けている。
「井上和彦のインタビューは素晴らしい」という意見がある一方で「インタビュアー、何とかしろ」というコメントも散見される、味のあるインタビューに定評がある。
関連動画
著書「日本が戦ってくれて感謝しています」
日本の軍事ジャーナリストである井上和彦氏の著書の一つである。
正式名称は『日本が戦ってくれて感謝しています ~アジアが賞賛する日本とあの戦争~』となり、サブタイトルが付いている。2013年に産経新聞出版から出版された。
井上氏が、航空自衛隊の連合幹部会誌である『翼』にて連載していた、自身がアジア諸国を探訪して取材していた紀行記を書籍化したものである。
井上氏によれば、これまでどれだけアジア諸国を旅して回っても、日本のマスコミ・メディアが声高に叫んでいる「反日の声」や、戦後の学校で教わるような「侵略の歴史」にも、「今もってお目にかかったことが無い」のだという。
それどころか、彼らは日本や日本軍に対して敬意を持って賞賛し、感謝さえしているほどであり、「逆にどうすれば日本の侵略を恨む声に出会えるのか」と訴えるほどであった。
そのインパクトのあるストレートなタイトルや、反日を叫ぶ中国や韓国とは全く違った台湾や東南アジア、南アジア諸国の証言や、歴史認識を明確に描いた内容が話題を呼び、徐々に部数を伸ばしていき、10万部を超えるベストセラー書籍となった。
『翼』に連載されていた文章を読んだ、国語学者の故・金田一春彦氏からの手紙より
「感激いたしました。どうぞこのような文章を一人でも多くの日本人が読んでくれることを願っております。(中略)ここういう文章を読むと元気が出て、八十八才(当時)の老齢が少し若返ったような気がいたします。ほんとうにいい文章を読ませて下さいました。伏して御礼申し上げます」
更に2015年には、本作の大好評を受け、戦後70年の節目であることもかねて、第2弾『日本が戦ってくれて感謝しています2 ~あの戦争で日本人が尊敬された理由~』が発売され、こちらでは日英同盟時代における日本とイギリスの逸話や、インドネシアの独立秘話が語られている。
主にインターネットで番組放送を行っている保守系の放送局『日本文化チャンネル桜』における、井上氏がコメンテーターを務める番組『防人の道 今日の自衛隊』において、この著書のタイトルを冠した安全保障講座のコーナーでも、アジア諸国紀行の親日秘話を語っていた。
第1作
- 独立戦争を共に戦ってくれて感謝しています【インド】
- 白人への最後の抵抗と勇気を敬っています【フィリピン】
- 打電「サクラ・サクラ」は武勇の象徴です【パラオ】
- 「大和魂を持っていた」と胸を張って言えます【台湾】
- アジアは英米と対等だと奮い立たせてくれました【マレーシア】
第2作
関連項目
- 1
- 0pt