概要
高知県四万十市出身。自身の公式サイトでのハンドルネームは“JokeR”。ファンからの愛称は“ジュンヤー”。
かつては東亜プラン、CAVE等のゲーム会社に勤めており、数々のSTGのグラフィックデザイン等を担当していた。その為、当時からのファンも多い。漫画家への転身後も、ゲーム製作に関わることを望んでいたSTGファンは多かったが、2008年に『デススマイルズ』にて“グラフィックプレジデント”なる肩書きで大復活した。
コミックガムにて漫画『おとぎ奉り』の連載中に、映画『妖怪大戦争』の妖怪デザインと角川大映撮影所の妖怪壁画を担当。さらに同作品にてエキストラとして参加している。
また、携わったゲームに声優として参加し、プロ顔負けの演技を披露するなど、マルチタレントでもある。
最新の作品は、週刊コミックバンチの後継誌である月刊コミック@バンチ誌に連載されている『BTOOOM!』。
また、@バンチ創刊の際には諸星大二郎の『妖怪ハンター』シリーズ中のエピソードのひとつ、『闇の客人』のリメイクの作画を担当。3月号(創刊号)から4月号に渡って掲載された。
作品
漫画
- TRUTH STORY BATSUGUN(1994年~未完)
事実上の漫画家デビュー作。東亜プラン倒産後にゲーム必勝ガイド上で連載。ガゼル入社後も連載を続けていたが、雑誌休刊とガゼル退社の都合で同人誌で続ける事に(同人誌版は版権の都合上「スカルホーネット」と改題)。1998年頃に同人誌で総集編を刊行後、中断。 - おとぎ奉り(2001年~2008年)
本格的な漫画家デビュー作。月刊コミックガム掲載。 - BTOOOM!(2009年~連載中)
南の島で繰り広げられるリアルボンバーマン。週刊コミックバンチ休刊後、月刊コミック@バンチにて掲載中。
ゲーム
- ドギューン!! (東亜プラン/1992年)
- バツグン(BATSUGUN) (東亜プラン/1993年) ※搭乗者のひとり、ジーノ・リムルシュテットの声を担当。
- アクウギャレット (ガゼル/1996年)
- エスプレイド(ESP RA.DE) (CAVE/1998年) ※ボスキャラクター、近江覚の声を担当。
- ぐわんげ (CAVE/1999年) ※ボスキャラクター、藤村静彦の声を担当。
- プロギアの嵐 (開発:CAVE、発売:CAPCOM/2001年) ※搭乗者のひとり、ボルト・ボイヤーの声を担当。
- ヤンヤカバジスタ(コーエー/CAVE/2001年) ※プロデューサー
- 怒首領蜂大往生(CAVE/2002年) ※ポスター用イラスト、XBox360版ではエレメントドールのイラスト・デザイン担当。
- デススマイルズ (CAVE/2008年) ※ボスキャラクター、ジョルダン及びジルバの声を担当。
- 怒首領蜂大復活(CAVE/2008年) ※TAISA ILLUSTLATORとして参加。
- デススマイルズII 魔界のメリークリスマス(2009年)
エピソード
- 「蜘蛛」と「巨大なもの」が苦手。その為か、井上作品にはしばしば両者が恐怖の対象として描かれることが多い。
- 漫画『おとぎ奉り』のメインキャラや敵キャラの一部は、かつて製作に携わったゲームからモチーフをとっている。
- ゲーム会社在籍時にデザインや世界観を重視していた彼は、ゲーム性を重視するメインプログラマとしばしば衝突したことがあった。 → 「IKD語録」参照
- ゲーム『デススマイルズ』製作時、“萌え”の感性がよくわからなかった井上は、秋葉原の萌え関連の店を片っ端からハシゴし、さらに萌えグッズを大量に購入するなどして研究を重ねた。その結果…。
- ジュンヤー「ウィンディアがすきです。でも、埋められた男爵ジョルダンはも~っとすきです!」
- 『デススマイルズ』の発売から数ヶ月、「またいつかジュンヤーの作ったゲームが出来たらいいなぁ」とファンが思っていたら、あっさりと帰ってきた。
Q.「しばらくゲーム製作から離れるのではなかったのか?」
A.「フハハ、騙されたな!」 - Xbox360版『デススマイルズ』発売時には、「インサイドXbox」のインタビューに応じて、隠しキャラであった“ブラッディージルバ”のセリフを披露。しかし『デススマイルズII』の初お披露目の場であったAOUショーでは、タイムリリースキャラの存在およびその重大事実についてうっかり爆弾発言。自作ゲームのネタバレには無頓着なようである。
- 専門学校時代に東京の大久保駅の壁画制作に参加(1998年頃に塗り替えられて現存しない)。
- 友人であり同業者(漫画家)である森山大輔とは学生時代からの友人であり、森山曰く「朝起こしに来てくれる女の子はいなかったが電子トロンボーンで起こしに来る友人はいた」ということで(名前は伏せていたが)井上の自画像を描いていた。
また森山の代表作であるクロノクルセイドに対してはエンディングを考え、話すなど親しい仲であるようだ(ちなみに井上はそのことを忘れていた。出典はドラゴンコミックス版『クロノクルセイド』おまけ漫画、及び少年画報社版新装版『クロノクルセイド』おまけ漫画より)。
関連動画
ゲーム
本人出演
関連商品
関連項目
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