井戸(いど)とは、水などを汲み上げられるように地下へと深く掘られた設備のことである。
設備としての井戸
地下水を汲み上げるためのもののほか、温泉、石油、天然ガス、地熱などを取り出すために掘られたものがある。
家庭用の井戸
多くの地域に上水道が整備される前は、井戸は生活用水や飲用水確保のため必要不可欠なものであった。
水道が敷設された地域では、生活に欠かせないものではなくなっているが、井戸を残している家も多く、洗車や散水用などの生活用水として今でも広く使用されている。飲料水としても「水道水よりおいしい」などの理由で根強い愛好者がいる。しかし、井戸水は地下水の汚染の影響を受けやすく、水質が不安定である。地方自治体は安全面では水道の方が望ましいとして「井戸水は飲用以外の生活用水として使用して」などと呼びかけている。こうした井戸は災害の際の活用も期待されている。
固有名詞
人名
岐阜県に集中しており、特に加茂郡に多く、富加町、七宗町で最多姓、川辺町で5番目に多い苗字となっている。美濃加茂市でも軒数ベスト20入り。
大和国の武家に井戸氏があった。藤原宇合を祖とする藤原式家の末裔とする。大和国添上郡井戸(現奈良県)発祥。筒井氏に仕え、江戸時代は旗本となった。
武蔵国にも井戸氏があった。武蔵国秩父郡井戸(現埼玉県秩父郡長瀞町井戸)発祥。武蔵七党丹党の一族という。
実在の人物
地名
関連動画
関連商品
関連項目
- 3
- 0pt