この項目は、ネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
亜内文武(あうちふみたけ)とは、ゲーム『逆転裁判』シリーズの登場人物である。
担当声優はいずみ尚。
概要
シリーズ5作目『逆転裁判5』で初登場。
以前の作品でおなじみの亜内武文の実の弟。成歩堂は彼らの見分けがつかない
これまでの兄と同じく第1話の裁判の担当検事である。
ハゲ頭の兄とは違い前髪のボリュームたっぷりの横分けヘアが特徴(生え際は兄と同じ)で、兄がメガネをかけているのに対しこちらは真っ黒なサングラスをかけている。パッと見タ○リに見えてしまうのは気のせいだろう
検事として
真っ当な兄と異なり『法の暗黒時代』に染まり切った悪の検事。製作時のコンセプトはチョイ悪。
自らを「ゼントルマン」「週末紳士(週末にマナー講座に通っていることから)」と称しているが、実際は「新人いびり」「被告人いびり」の異名を持つ厭味な男で、しかもそれを誇っている様子。
上品かつ柔和でおだやかないびりをすると本人は言っているのだが、傍から見てもネチネチと陰湿かつ悪質ないびりにしか見えない。
被害者新人弁護士の希月心音からは
「ヒネクレ検事」
「女の子をおびえさせるなんて紳士として終わっています! 終末紳士の間違いなんじゃないんですか!」
「ナルホドさん、あの人(文武)殴っていいですか?」
などと言われる始末である。
逆転裁判5
第1話「逆転のカウントダウン」に登場。この頃は真っ黒なスーツを着ていた。
王泥喜法介を「赤いサル」希月心音を「黄色いヒヨコ」呼ばわりし、王泥喜が法廷爆破事件による大怪我で出廷できなくなったことを仮病扱いするなど初っ端から兄とは違うイヤな人物である事をプレイヤーにアピールした。
被告人の森澄しのぶや王泥喜の代わりに出廷した心音を前述したいびりで精神的に追い詰め、心音のトラウマを発現させるにまで至ったのだが‥‥弁護士に復帰した成歩堂龍一が裁判所に到着、弁護席に立ってしまった。
負け続けの兄のリベンジと、成歩堂と対決するもお約束で敗北。
さらには爆弾騒ぎにビビって情けないフォームで法廷から逃走するという醜態をさらす破目に。
いびり以外にもいろいろと問題を抱えていたらしく、エンディングではそれが明るみとなってしまい検事局長の御剣怜侍によって減給されることとなってしまった。
逆転裁判6
御剣が検事局の改革を推し進め、不正を行った検事を一掃したため文武は日本の法曹界を追放された。
放浪の末、神秘と信仰の国「クライン王国」に流れ着き、現地の首席検事となる。
クライン王国では「全勝の亜内」「亜内首席検事さま」と呼ばれ、国民の尊敬を集めていた。
尤も、クライン王国はある事情により弁護士がいない(その上穢れた悪の存在として扱われている)ので全勝でも全然すごくないのだが。
そして第1話「逆転の異邦人」に登場。この時の彼は王冠を被ってタスキをかけ、スーツも金ピカで要所要所で光るなど完全に天狗になっていた。
国家反逆罪で逮捕されたボクト・ツアーニの審理を進め、また全然すごくない連勝記録が更新される‥‥
というところでまたもや成歩堂がボクトを助けるため法廷に登場。
しかしここはクライン王国。弁護側が圧倒的に不利なシステムを持つこの国なら‥‥‥と裁判長に成歩堂の弁護を受け入れるよう促し、再びリベンジを試みる。
ちなみに『弁護罪』という法律(犯罪者に与した者はその犯罪者と同じ罰を受けるというもの)により、成歩堂が弁護人になり裁判に負ければボクトと共に処刑されてしまうため完全に殺す気満々である。
今回、成歩堂は傍聴人や被告人のボクトにまで拒絶・軽蔑されており、亜内はそれをネタに成歩堂をいびった。
しかしそこは我らが成歩堂龍一。あきらめず被告人を最期まで信じ抜き、ボクトの心を開かせ、絶対視されていた御魂の託宣の矛盾を指摘、そして真犯人と亜内を打ち破ってしまった。
無実の少年を起訴し、クライン教のにわか信者であることも明るみに出てしまった亜内の信用は地に落ちた。
そして自身の頭を覆っていたカツラも地に落ち、ツルツル頭の真実も暴かれてしまったのだった。
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