概要
埼玉県の大宮駅から東京都の東京駅を経て神奈川県の横浜駅まで、さらには根岸線の大船駅まで直通し、一都二県を縦断して往復するJR東日本の主要路線のひとつ。
路線が長いので、どこかでトラブルがあると、全体に遅れがでて、多くの人の足に影響がでる。 特に、東京駅~品川駅間の路線トラブル・人身事故は大打撃を受ける。
この項目に意図してくる人にとっては周知だが、京浜東北線という路線はあくまで愛称であり、実際のところは各種路線(東海道線、東北線など)が複合して構成されている南北縦貫路線である。
一例としては、京浜東北線の品川駅~川崎駅間に存在する東海道本線の線路側にはホームすらない大井町駅、大森駅、蒲田駅も、それぞれ所属路線名である東海道線の大井町駅、大森駅、蒲田駅として登録されていたりする。他にも横浜駅~大船駅間の根岸線は入っていないことになっていたりするが、一般の人はあまり気にしない。
都心区間内は山手線東側と完全に並行しており事実上の複々線となっている。その為いずれかの路線で運休が必要な工事の際には京浜東北線列車が山手線を走ったり、逆に山手線列車が京浜東北線を走る事がある。また快速が存在するが、日中の山手線併走区間のみと限定的で、日中の過剰輸送を防止するための調整的な性質が強い。この快速は日中時間帯の需要を基準に設定されており、東海道線も止まる新橋を通過したりと、並行他路線とは異なる停車パターンで動き、駅の規模だけで判断できないので注意が必要だ。
近年の沿革
2010年4月より3号車が一部時間帯で女性専用車両となった。
2015年3月14日より、快速の停車駅が変更となる。中央線快速電車への乗り換え利便性向上のため、神田駅に停車するほか、土休日には御徒町駅にも停車となる。
2020年3月14日、品川駅~田町駅間に高輪ゲートウェイ駅開業。
2022年5月21-23日の間、浜松町駅4番線ホーム(大船方面)拡幅工事実施。期間中、京浜東北線は山手線を走行した。
使用車両
主にE233系1000番台が10両編成で運転されている。また、横浜駅-東神奈川駅間には横浜線からE233系6000番台が8両編成で乗り入れている。
E233系1000番台 | E233系6000番台 |
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駅一覧
【凡例】 ●:停車駅 ▲:土休日停車駅 |:通過駅
※各駅停車は全駅に停まる為、省略しております。
京浜東北線の小ネタ
京浜東北線沿線 埼玉県編
- 与野駅は両隣の駅に比べ、駐輪所から改札までが近く通勤通学に便利である。
- 南浦和駅が開業する以前は、浦和止まりの京浜東北線電車が存在した。
- 北浦和駅と与野駅のユーザーは、中電が停まらないうえ、昼間は十分ヘッドとなってしまい涙目である。
- 京浜東北線とは直接関係ないが、北浦和駅と浦和駅の間の線路には、「浦和特注」という標識がある。これは、昔高崎線や宇都宮線が浦和駅に停まらなかった頃の名残で、浦和駅の誤通過を防止するためのものである。
- 南浦和駅は始発があるため通勤ラッシュ帯でも座って通勤できる。
京浜東北線沿線 東京都編
- 上野駅→御徒町間のかつての乗車率は216%で、日本一混む区間だった。
- 通勤ラッシュ帯以外は山手線と乗車駅が被る一部区間で快速運転。
- 田町〜田端間は各駅停車なら所要時間は山手線とほぼ変わらないが、高輪ゲートウェイ〜田町間の北行のみ速度制限を受ける関係で少し所要時間が伸びる。
- 大森駅は他路線との乗り換えのない駅の中では一番の利用客数を誇る…らしい。
京浜東北線沿線 神奈川県編
- 東神奈川駅と京急東神奈川駅(旧称:仲木戸駅)は知る人ぞ知る、意外に便利な乗換駅の側面を持つ。しかし、近年の両駅前再開発整備で注目されるようになったのか、振替輸送が必要な運行トラブル時の両駅は横浜駅にも匹敵する混乱状態となることがある。
- 新子安のプラットホーム両端は今やメジャーな駅撮りスポットとして定番的存在である。有名な場所だけにイベント時には人も多くなる。マナーを守って撮影に望みたい。
※横浜以南、根岸線(横浜~大船)区間の小ネタは根岸線の項目を参照願います。
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関連項目
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