概要
この世に生きる全ての人間は、それぞれ独自の考え方、感じ方、信念、価値観を持っている。その為、一つの物事や作品に関しても人によって評価や好みが別れるというのはしごく当然の事だろう。にも関わらず、自分の価値観が絶対であると信じて人にそれを押し付けようとする者はネットでも現実世界でも後を絶たない。
「あんなことしてるあいつはキチガイだ」
「この漫画はつまらない」
一度はどこかで言われた、或は言ってしまった事があるだろう。しかし、先に述べた通り人にはそれぞれの感じ方があり、それは他人に迷惑をかけない限りは最大限尊重されなければならないものである。
多様性を失ったコミュニティは衰退をするのが必定である。もし他人が自分と違う意見や趣向を持っていて、どうしてもそれが許せないとしても「人それぞれ」の言葉を胸に寛容な心でそれを認める努力をしてみよう。
「人それぞれ」のネガティブな面
しかし一方で「人それぞれ」という言葉はコミュニケーションにおいて相手にマイナスの印象を与える場合もある。「人それぞれ」google検索結果
例えばこんな会話
A「俺ってアレに対してこう思うんだよね」
B「ふ〜ん……まぁ人それぞれだよね」
A「うん、そうなんだけどさ……」
B「うん、人それぞれ」
A「…………」
要するに「人それぞれ」はその言葉だけで会話を終わらせてしまうのだ。あんまり多用すると、場合によっては相手をイラつかせてしまうことも充分にありうる。
もっと言うと「人それぞれ」という言葉は議論を破壊するという効果を持つ。もし貴方が議論をしたくない、議論を切り上げたいと思っているのならこれを述べてそれで終わらせればよい。しかし真面目に議論をしている時に「人それぞれ」といってしまうのは一種の思考停止であり、その意見で望ましい結果が出るとは思えない。
「人それぞれ」というのは正しい。しかし「人それぞれ」はあくまで"前提"であって"結論"ではない事も同時に覚えておこう。
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