今野緒雪とは、日本の誇る百合小説家である、と思われているが、実は正統な女性向けライトノベル作家である。
概要
1993年に、『夢の宮〜竜の見た夢〜』(コバルト文庫)で第21回コバルト・ノベル大賞および1993年上期コバルト読者大賞を受賞し、デビュー。
『夢の宮』シリーズは中華風ファンタジーであり、男女の恋愛を描いたものである。
1998年から刊行した『マリア様がみてる』シリーズで、大きなお友達のハートをげっちゅ。特に、上下巻的な展開(上巻のラストで下巻の行方が気になる)であるにもかかわらず、上巻的な展開の『マリア様がみてる レイニーブルー』の刊行から、続刊の『マリア様がみてる パラソルをさして』までの3ヶ月間、読者をやきもきさせ、「レイニー止め」とも称される社会現象(小さくはあるが)まで生み出した。エロゲヲタには『君が望む永遠』って前例があるけどね。そのため、友人に『マリア様がみてる』シリーズを貸す際は、わざと『レイニーブルー』まで貸すという非道な輩も存在する。2008年末にシリーズは一応の終焉を迎えた。
2008年8月には、『マリア様がみてる』のスピンオフ作品『お釈迦様もみてる』シリーズを刊行開始。男子校が舞台であるため男だらけの作品となるだけに、大きなお友達離れが懸念されるが、どうなることやら。
この作家の特徴は、丁寧に伏線を張り、それをきっちり回収するところである。また、短編集には繋ぎとなるような短い書下ろしを挟み、それが短編集に統一感をもたらしている。
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