仙台東部道路(せんだいとうぶどうろ)は、宮城県亘理町の亘理ICから、宮城県仙台市宮城野区の仙台港北ICに至る、高速道路(常磐自動車道に並行する一般国道自動車専用道路)である。路線番号は E6 。
概要
その名称の通り、仙台市の東部を南北に縦断する路線。当初は国道6号や国道4号のバイパス道路としての役割や、仙台空港へのアクセス道路としての役割を持つ道路として計画されたが、常磐自動車道や三陸自動車道、また仙台南部道路を介して東北自動車道などの各高速道路と接続されることになり、全国路線網の中に組み込まれた。
仙台平野の平坦な地形を通過しているため、仙台都市圏の中では最も高規格の高速道路で、最高速度も100km/hに指定されている(東北自動車道など、他の仙台都市圏の高速道路は仙台東部道路よりも低規格で建設されている)。また、自動車専用道路のため、速度標識は「最低速度50km/h」・「大貨等・三輪・けん引の最高速度(通常時80km/h)」・「大貨等・三輪・けん引を除く最高速度(通常時100km/h)」の3段標識を使用している。
仙台若林JCT - 仙台港北IC間は、三陸自動車道・仙台北部道路・東北自動車道・仙台南部道路と共に仙台都市圏環状自動車専用道路を構成している。
亘理IC - 岩沼ICは暫定2車線となっている。全線にわたって交通量が多く、当道路に接続するすべての高速道路(三陸自動車道、仙台南部道路、常磐自動車道)も暫定2車線となっているため、渋滞が頻発している。また常磐自動車道がいわき方面に全線開通したため、さらに交通量の増加が見込まれている。
通過する自治体
宮城県
亘理郡亘理町 - 岩沼市 - 名取市 - 仙台市(太白区) - 名取市 - 仙台市(若林区 - 宮城野区)
接続高速道路
施設・接続道路など
IC 番号 |
施設名 | キロ ポスト |
接続する道路 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|
E6 常磐自動車道(いわき・水戸方面) | |||||
1 | 亘理IC | 1.2 | 宮城県道269号亘理インター線 亘理町道 |
亘理郡 亘理町 |
|
2 | 岩沼IC | 3.4 | 宮城県道125号岩沼海浜緑地線 | 岩沼市 | |
3 | 仙台空港IC | 6.7 | 宮城県道20号仙台空港線 | 名取市 |
|
3-1 | 名取中央SIC | 9.0 | 名取市道 | ||
4 | 名取IC | 13.4 | 宮城県道129号閖上港線 | ||
5 | 仙台若林JCT | 16.4 | E48 仙台南部道路 | 仙台市 |
若林区 |
6 | 仙台東IC | 20.8 | 宮城県道23号仙台塩釜線 | ||
7 | 仙台港IC | 24.2 | 宮城県道10号塩釜亘理線 仙台市道 |
宮城野区 | |
1 | 仙台港北IC | 26.0 | 国道45号 | ||
E6 三陸自動車道(石巻方面) |
- キロポストは、亘理ICの1.2KPから始まっている。0KPに相当する地点は、亘理町逢隈中泉の国道6号・県道269号交点であり、計画当初はここが仙台東部道路の起点とする予定であったことの名残りである。
- 仙台港北ICは「せんだいこうきた」と読む。東名高速道路や第三京浜道路にも類似した名称の「港北PA」・「港北IC」があるが、これらの読みは「こうほく」である。
歴史
- 1994年3月30日:仙台空港IC - 仙台東ICが開通。仙台南部道路と接続。
- 1995年7月27日:岩沼IC - 仙台空港ICが開通。
- 2001年8月1日:亘理IC - 岩沼IC、仙台東IC - 仙台港北ICがそれぞれ開通。これにより全線開通。三陸自動車道と接続。
- 2009年9月12日:亘理ICで常磐自動車道と接続。
- 2012年12月1日:仙台港ICが開通。
- 2017年3月18日:名取中央SICが開通。
今後の予定
ハイウェイラジオ
管制 | 局名 | 区間 |
---|---|---|
東北支社 | 名取 | 名取IC - 仙台空港IC |
関連動画
関連項目
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