「お帰りなのじゃ! 遅くまでお仕事お疲れさまじゃ」
仙狐さん(せんこ-)とは、リムコロの漫画『世話やきキツネの仙狐さん』のメインヒロイン。テレビアニメ版のCVは和氣あず未。
本名は「仙狐」だが、もっぱら「仙狐さん」と呼ばれ、各種タグなどでも「仙狐さん」表記が使用されるため、本記事名もそれに倣う。
概要
ブラック企業で疲弊している主人公の中野をお世話するべく押しかけてきた神使のキツネ。
見た目は完全に幼女(身長125cm[1]、体重25kg)だが、実年齢は800歳以上。一人称は「わらわ」で、「~なのじゃ」という古風な口調で話す。口癖は「うやん」。中野のことは「おぬし」と呼ぶ。
本来は豊穣をもたらす農耕神で、狐火、すり抜け、浮遊、認識阻害などの術を扱える。油揚げが好物で、スーパーで大量に買い込んでストックしている(一番の好物というわけではないが、大量にお供えされたものを料理しているうちに無いと落ち着かなくなったらしい)。
中野を甘やかすことが生きがいで、中野の妻兼母を自称する。中野と同居し、家事全般を引き受け、耳かきしたりマッサージしたり背中を流したりと中野の世話を焼いて彼を癒している。中野が仕事に出ている間には、隣人の高円寺安子にも食事を差し入れたりと世話を焼いている。
家事全般が得意だが、現代文明に疎いため、家電の扱いは苦手。初期はそれで失敗もしていたが、その後はスマホの使い方を覚えたりとそれなりに現代社会に順応している。外出時はキャスケット帽とコートを身につけて耳と尻尾を隠している。
モフモフの尻尾は、大のモフモフ好きの中野にとって生きる活力になっている。尻尾は敏感らしく最初は「モフるのは1日1回まで」と言っていたが、あまりにも中野がモフりたがるせいでだんだんクセになってしまった様子。
かつては中野の祖先と交流があり、中野の家系をずっと見守っていた。彼女が中野を救おうとしているのは、中野にまとわりついている黒いモヤとも関係があるようだが……。
同僚のシロや、上司の夜空からは「セン」と呼ばれている。高円寺には、当初はアニメ『稲荷少女ヨーコちゃん』のコスプレ少女だと思われていた。その後、高円寺にはシロともども正体がバレたが、以降も変わらぬ隣人づきあいが続いている。中野の同僚の三鷹は電話越しの声でしか仙狐さんを知らないため、「広島弁の金髪幼女」だと思っている。
テレビアニメ版では、Cパートにて主観視点で仙狐さんとの生活気分を味わえる「スーパー仙狐さんタイム」が設けられて好評を博した。単行本5巻ではバイノーラル録音で仙狐さんにお世話されている気分が味わえる「お世話シチュエーション」CD付き特装版が出たりしている。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
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