仮面ライダーFate単語

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カメンライダーフェイト

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仮面ライダーFateとは、Fate シリーズと仮面ライダーシリーズのコラボ MAD動画を指す総称である。
ライダークラスのサーヴァントに仮面をつけたらそれだけで仮面ライダーだが

概要

事の発端は、13人の仮面ライダー同士が各々の願いを求め最後の一人となるまで戦う『仮面ライダー龍騎』と7人のサーバントが聖杯を求めて戦う『Fate/staynight』がバトルロワイアルモノ繋がり（後、ライダー繋がりもあると思われる）で動画作成されたのが始まり。（その似通った設定ストーリー故にファンの間で一時出自について揉めていたが）。奇しくも、仮面ライダー龍騎の放送開始日とFate/staynightにおける「運命の夜」は同じ2月3日である。

ただし、Fate出自の発端は魔界転生で有ると作者は語っている（柳生十兵衛などの偉人も登場している為）。

また、一方で剣使いの主人公（サイド）を始め幾つかの繋がりが見られる「仮面ライダー剣」でも少なからずコラボ（ネタ）されていたりする。ちなみにセイバーは第四次聖杯戦争においてバイクに乗っていた。

当初はFate シリーズを仮面ライダーのOPに差し替える動画がメインだったが、2011年 10月にTV放送が開始した『Fate/Zero』のサーヴァント（andマスター）の紹介 CMが登場した事によりライダー繋がりで仮面ライダーをサーヴァントとして出すMAD動画が登場するようになった。

サーヴァントは皆ライダーなんだよ

Fateが始まる以前から、仮面ライダーBLACKに於いて言峰綺礼役、中田譲治氏がゴルゴムの改造人間育成教官として出演しているので、恐らくこれが最古の馴染み有る、俳優としての出演である。

Fate/Zeroの主人公である衛宮切嗣の声優(小山力也)は仮面ライダーBlackRxの霞のジョーとして出演していた。（後、雨生龍之介やアーチャー、ランサーの声優も平成仮面ライダーシリーズに声で出演していたりする）

特撮作品に出演経験の有る型月作品を演じた声優及び、元俳優・子役等

型月作品には男性声優（元俳優の肩書きも有るが）の多くが、特撮作品において、声及び姿そのままで出演している経験がある。以下、敬称略で紹介していこう。

中田譲治･･･仮面ライダーBLACKに於いて、ゴルゴムの指導教官及び、救命隊員に変装した状態で俳優で登場（ちなみに、この時の役名は「杉山」）。衛宮士郎とは関係ないのでご注意を。
石塚運昇・・・PS2の格闘ゲームのみだが葛木宗一郎を演じた。彼は超新星フラッシュマンの出演経験がある。
てらそままさき・・・急遽、中田和宏氏の代役として、現アニメ及びVita版で葛木宗一郎を演じた。言わずと知れた、シャドームーンである。その後、アギトに於いて警官の役で登場した。
小山力也・・・仮面ライダーBLACKRXに於いてクライシスの改造人間、霞のジョーとして登場、鎧武では武神鎧武、ドライブでは、パラドックスロイミュードをそして仮面ライダージオウではオーマジオウを演じた。
関智一・・・言わずと知れた特撮ファンで有り、オーレンジャーにおいてはバラノイアの幹部として登場した。最近は、ウルトラマン・仮面ライダーと出演の幅が広い。ショッカー首領こと納谷悟朗氏の代役を演じることも。
諏訪部順一・・・平成ライダーシリーズの幕開けとなる、仮面ライダークウガに於いてラジオのDJや司会を演じた。クウガのオダギリジョー氏の紹介の時もナレーターとして出演。後にスペース☆ダンディでベルトさんと共演。
稲田徹・・・特捜戦隊デカレンジャーでドギー・クルーガーを演じ、藤岡弘氏の代役として仮面ライダー１号を演じた。
鈴村健一・・・仮面ライダー電王でリュウタロスを演じた。映画ではショッカー怪人の声を演じる事もある。
神谷浩史・・・仮面ライダー電王で仮面ライダー幽汽の声を演じた。以下同文。
遊佐浩二・・・仮面ライダー電王でウラタロスを演じた。ドラゴンナイトでも吹き替えを担当。
野島健児・・・魔弾戦記リュウケンドーで、ゲキリュウケンの音声を担当した。
神奈延年・・・イマジンの声を担当したり、吉川晃司の代役として仮面ライダースカルの声を担当（ゲームのみ）。
浪川大輔・・・牙狼のアニメで主人公の声を担当した。　
緑川光・・・仮面ライダー電王劇場版で、ネガ電王の声を演じた。
石田彰･･･仮面ライダーキバで強化アイテム、タツロットの声を演じた。
他にも、宮野真守はウルトラマンゼロを演じたり、島﨑信長はオダギリジョー及び、村井良大の代役として、クウガを演じたりしている。

川澄綾子・・・実は実写版デビルマンでエレベーターガールを声ではなく、本人そのままの登場をしているのだ。
松来未祐・・・荒川稔久氏（クウガの脚本家）が手がけた作品、変身コスプレイヤーに主人公として登場した。
大原さやか・・・以下同文。
田中理恵・・・仮面ライダーフォーゼに於いて乙女座の怪人・ヴァルゴ・ゾディアーツの声を担当した。
悠木碧・・・仮面ライダー555で幼少期の園田真理を演じた。CCCでジナコを演じた後、ゴーストにユルセン役として抜擢された。
斎藤千和･･･トミカヒーローレスキューフォースで、テラリセッターの首領として出演。この時、オーズの伊達明役・　岩永洋昭氏も出演している。

一応、仮面ライダー555の乾巧役、半田健人氏や草加雅人役、村上幸平氏も特撮監督や脚本を手掛けたアニメに出演する事は有る（ギャラクシーエンジェル等）。

では、何故型月作品と特撮作品は未だ共演出来ていないのか。

一つは、版権や著作権、及び映像作品等が絡む事務所間の問題が有ると思われる（一応、特撮関係のゲームを手掛けるバンダイもグッズを販売しており、また特撮作品のアニメーション作品も存在する為、その問題は省く）。
まず、事務所間の問題は俳優の売り出し方に関わるのは勿論の事、著作権に関してはTYPE-MOONは同人作品から始まった為、規制は割と緩く、作者自身も二次創作を許可している。

だが、特撮作品は映像、技術、音声、衣装全てが石ノ森章太郎氏、及び円谷英二氏が請け負った、東映・東宝株式会社の権利が有る事も含め、物凄く厳しいのだ（運営の動画削除、ガメラ映画の許可等の話を聞けばお分かりだろう）。バンダイ自体も俳優の肖像権、事務所との交渉や声の収録を含め、この問題に絡んでいる。

仮面ライダーや特撮作品のゲーム出演はテレビ出演、ドラマ撮影、舞台稽古、筋力トレーニング等の合間を縫っての収録や事務所等の交渉を考えれば、如何に難題か解るだろう。下手するとタイプムーンの権利移動も有り得る。
そして、一番の難題は作品を作る際、登場人物の価値観や個々の強さを整理しきれない可能性が有る事だ。

仮面ライダーやウルトラマン・ゴジラ等は昭和から平成に多岐にわたり、変身ヒーローの強さも尋常ではない強さや設定が有る。例えば、皆の笑顔のために凄まじき戦士に成る者や、世界の破壊者、太陽の子、天の道を行く人、妹の為に時間を巻き戻す奴、誰かを救う為に自分から五感を捨てた奴、敵をバラバラにしたり、時間ごと敵を消滅させる絆の光の巨人など、これらを纏められるとは思えない（士郎と共闘する、友情を深めるならまだしも）。

そもそも、魔術師や聖堂協会は知識欲の為に「人間を実験体にする」常識から離れた一派である以上、第二のショッカーとして認定され、世界観其の物が崩れ去るのが関の山だろう（月姫や空の境界ならば共演しやすいかも）。

Fate/Grand Orderが仮にコラボしようにも、これらを纏めた良作が出来るとは思えないのだ。

その後

2013年から2014年まで放送された「仮面ライダー鎧武」の脚本は「Fate/Zero」の虚淵玄氏が担当している。
ただし、鎧武の監督・田崎竜太氏に寄れば「彼を起用したのは、まどマギが切っ掛けでクウガの雰囲気に立ち戻って欲しいので採用した。各声優とのコンタクトを取ったのは、キバに出演した杉田智和氏が発端」との事。
余談だが、同作の39話で鎧武がギルガメッシュの“王の財宝”のような技を使う描写がある。