「仮面ライダーオーズ/OOO」とは、2010年9月5日から2011年8月28日にかけてテレビ朝日系列で放送された特撮ドラマである。
ニコニコ動画では、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにて2017年6月18日に公式配信開始。
毎週日曜日8:00に最新話配信、無料視聴期間は72時間(毎週水曜日8:00まで)となる。
ニコニコと大百科とオーズの概要
今作品は、平成ライダー12作目にあたる。
オーズとはOOOで三枚のメダルを表し、複数存在する幹部怪人である王達の「王s」の意味もある。
本作のテーマには”欲望”が挙げられているが、"欲望vs無欲"といった分かりやすい二項対立ではない。本編序盤から欲望そのものが肯定される番組全体のトーン、どんな力も使い方次第というやや深遠なテーマなどが内包されている。
メインライターは仮面ライダー電王以来、平成ライダーでは3作目となる小林靖子を起用。
チーフプロデューサーには仮面ライダーキバに続いて二作目の起用となる武部直美が担当する。
本作で仮面ライダーシリーズのテレビ放送が1000回を突破。027、028話ではそれにちなんだエピソードが放映され、名前に「千」や「セン」が入るゲストが大集合した。
特撮とライダーとオーズのあらすじ
800年の眠りから覚めた怪人達は完全な姿となるため、身体と力の源であるメダルを探し求める。
それぞれの種族の王=グリードはメダルをめぐり怪人=ヤミーを放つ。ヤミーは人間の欲望を餌にしてメダルを増やしていく。
グリード達の狙いは完全復活し、万物を統べる完全な王になること。その野望を破壊するのが仮面ライダーオーズ。
三枚のオーメダルで変身するオーズは頭・胴・脚からメダルのパワーを発揮、ヤミーを倒すことでオーメダルを回収するのだ。
映司とアンクと様々な登場人物
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この記事はネタバレ要素を多く含むみたいだなぁ・・・ 欲望に身を任せるのは勝手だが、やり過ぎには注意しろよ?お前ら。 |
仮面ライダーオーズ
コアメダルを頭・胴・脚別に3枚使用して「飲み会の初めなどでとりあえず注文されることで知られるタトバ」「ガタキリバ」「ラトラーター」「サゴーゾ」「シャウタ」「タジャドル」「プトティラ」「タマシー」「ブラカワニ」「スーパータトバ」等の様々なコンボ(これまでの平成ライダーで言うところの◎◎フォーム)にチェンジして戦う。
※その他仮面ライダーオーズのコンボチェンジ等の詳細は「火野映司」記事に記載。
クスクシエ
- 火野映司/仮面ライダーオーズ(声):渡部秀
定職も定住も貯金も趣味も何も無い男。その日を暮らせる金と食料、パンツがあれば生きていられる。人から好かれる方だが、年長者には叱られる。
日本に帰ってくる前は世界各地を旅しており、旅先で仲良くなった家族を内紛の被害から助けられなかった経験から今を生きている人々を助けようと奮戦する。
名前の由来は、初期案は借金ライダーという設定で「火の車」から「火野」。そして某借金まみれの漫画の主人公をもじって「映司」。
ちなみに、「えいじ」を五十音順に1つずつ進めると、「おうず」になる。 が、武部Pいわく偶然の産物との事。
真木の用意した紫のコアメダルのせいで、グリード化に悩まされることになるが…
すべてが終わった後は再び世界を旅することにした。 - アンク/泉信吾:三浦涼介
異形の王、グリードの一人。メダル不足により右腕のみで復活したため、代わりに映司にベルトを与えてメダルを回収させる事を目論む。
瀕死だった泉刑事の身体を使って人間体となる。怪人らしく 強欲で計算高い。野望の為に必要なメダルの数にうるさく、無駄遣いは許さない。そんな性格も物語が進むにつれて変わっていく…かもしれない。
信吾が密かに買っていたipadやiphoneを完璧に使いこなし、メダルカウント用のアプリまで作成している。
初期案では鳥系幹部だからトーリ(映司が適当に付けたという設定)だったが、それはあんまりだろうということでヒンドゥー語で「目」を意味するアンクに落ち着いた。他にも日本語由来でアッシュ(「圧する」のもじり)にする案もあった。
伊達に『アンコ』と名前を間違われて憤慨している。アンコじゃなーい!
アンク(ロスト)に融合されかけた拍子に泉刑事の意識が復活、アンクが融合されたときに完全復活した。
泉刑事の体を使ったことで五感が発生し、アイスを好物にする。
その後、命を渇望するようになり、真木に一度はついたこともあったが、真木がアンクを器にしなくなったため元鞘に収まる。
しかし、アンクの人格の宿るタカ・コアが傷を負ってしまい、最終決戦で割れてしまった。 - 泉比奈:高田里穂
専門学校に通ってデザイナーを目指す信吾の妹。見た目によらず怪力で、プロレスや空手の勧誘を受けるほど。
でも考え方は普通で、アンクに使われてるようにしか見えない映司の味方をする。
二人とバイト先の多国籍料理店「クスクシエ」で共同生活することに。
アンクに兄の面影を感じ、兄の体を労ってアンクの無茶な行動を引きとめようとすることが多い。
兄の意識が復帰した後は、アンクと兄の間で葛藤することになる。 - 白石知世子:甲斐まり恵
比奈のバイト先で映司が住みこむ事になる多国籍料理店「クスクシエ」の店長。いわゆるおやっさんポジション。
日替わりで様々な国の料理を振る舞い、衣装も変えてくる。その上映司達にもコスプレさせるのが趣味。
ポジティブかつアグレッシブで、シャモヤミーに操られた警官や警備員の集団をのしてしまう程強かったりする。
鴻上ファウンデーション
- 後藤慎太郎/仮面ライダーバース(2代目)(声):君島麻耶
オーズをサポートする財団「鴻上ファウンデーション」のバイク隊隊長。警察出身のエリートで会長の忠実な部下。
無口で無愛想、淡々とオーズのサポート任務をこなすが、お人好しな映司とグリードであるアンクをライバル視していた。
自分の未熟さを自覚してからは平和の為にオーズのサポートに尽力。一時財団を抜けてクスクシエでバイトまでした。
バース登場後は主に伊達の変身するバースのセルメダル補充や、予備のバースバスターでライダー達をサポートしていたが、成長の末に伊達からドライバーを引き継いだ。
ファンからはシリーズ伝統のいじられ要員と見なされ、5103の愛称を貰っている。 - 里中エリカ:有末麻祐子
財団の美人秘書。会長が作るケーキを食べさせられるのでダイエットに勤しんでいる。
後藤のサポートやアンクにメダルの返却を催促する等、財団の内外で活躍する。
非常にマイペースではあるが実務面では優秀であり、ショットガン1丁(+体術)でクラゲヤミーを無双、生身では相当な反動を受けるバースバスターを片手で平然と扱うなど、戦闘能力も非凡なものを持つ。 - 鴻上光生:宇梶剛士
謎の財団「鴻上ファウンデーション」会長。まるで予見していたかのようにオーズにバイクやメカを与え、自身もメダルを集めている謎の男。
物事の始まりや誕生に興味があり、事あるごとに「ハッピーバースデー!」とシャウトする。
ケーキ作りが趣味で部屋にはオーブンやエプロン等の施設が揃っており、自身が祝福したい相手に送りつける。 - 真木清人/恐竜グリード(声):神尾佑
鴻上生体研究所でカンドロイドを初めとしたメダルシステムを創りだした男。鴻上会長や伊達からは「Dr.真木」と呼ばれている。
肩に「キヨちゃん」という人形を乗せており、相手ではなくキヨちゃんに話しかけるように会話する。
誕生や始まりを重視する鴻上と違い、終末や完結を重視している。部下がヤミーに襲われても顔色ひとつ変えないが、キヨちゃんを落としたり、他人に弄られると酷く狼狽する。ワオッ!
独自にカザリと接触を行い、知世子さんに亡き姉の面影を重ねていたが、自分の過去を思い出したことで鴻上と決別。
紫のメダルを体内に取り込んで、カザリやアンク(ロスト)と自宅を根城に日々ヤミー作りに勤むようになる。
次々とグリードを器とすべく完全体にするも、各々の欲望で勝手に動きまわったため、ウヴァ以外を失うことになる。
最終的にウヴァを器にして世界の終末を始めるが、紫メダル7枚のギガスキャンとアンクの攻撃で器のコアメダル共々ブラックホールに消えてしまった。 - 伊達明/仮面ライダーバース/仮面ライダーバース・プロトタイプ(声):岩永洋昭
第16話にて初登場。新ライダー、「仮面ライダーバース」の変身者。
元々は医者として世界を飛び回っていたが、今は1億稼ぐためドクター真木に「バースドライバー」を託された。
アンクの名前をよく間違えたり、ヤミーのモチーフを間違えたりするいい加減な一面を持ち、研究所に堂々と居候したり映画制作で監督を行う豪快な性格。
真っ直ぐ過ぎて危険な目に遭いやすい映司を引き止めたり、後藤を自分が不在になったときのバース装着者として指導する等、面倒見もいい。
真木からだまし取った金と鴻上からの謝礼で1億を無事ゲットし、バースを後藤に託して海外へ渡る。
後に帰国し、プロトバースを装着して後藤のサポートに回る事で完全体グリードに対抗した。
すべてが終わった後はまた医者として世界を回る事にしたようだ。
歌ったりしてる人達
- オースキャナー:(声)串田アキラ
メダルをスキャンするとメダルの名前を叫び、変身やフォームチェンジ、必殺技のチャージを行う。タトバや同属種3枚で揃えたコンボをスキャンすると個性的な歌を歌う。800年前は音程が低かった。
[1]歌は気にするな!
ちなみにプトティラコンボのテーマソング「POWER to TEARER」ではいよいよ本格的に歌い始めた。 - ナレーション:(声)中田譲治
視聴者「今北産業」
「仮面ライダーオーズ!前回の三つの出来事!」
ちなみにCMナレーションも担当している。
![カマキリ・コア]()
欲望とメダルと登場したグリード達![ゾウ・コア]()
800年前にコアメダルを核として誕生した怪物の王で、本編第一話で石棺の封印が解かれたことで現代に蘇った。
数枚のコアメダルを核、大量のセルメダルを細胞として肉体を形作っている。
鳥類系、昆虫系、猫系、重量系、水棲系の五人が存在し、それぞれが種族に属する複数の生物の特徴を持ったキメラ怪人である。
ヤミーを使い人間の「欲望」を収集・蓄積しメダルを増やす事で、最終目標である万物を統べる王を目指している。
しかし、鳥系グリードのアンクによってコアメダルを何枚か取られた上に、セルメダルも足りない「セルメン」と呼ばれる不完全な状態での復活を余儀なくされてしまったため、当面の目的は完全体になることである。
ちなみに、コアメダルを抜かれるとジャケットやアーマー等が消え、茶色い筋肉繊維の様なものが丸見えになる。
己の分身とも言える怪人ヤミーを使ってメダルを増やそうとするが、鳥系グリードのアンクのみ実体化すら危うい形での復活だったため、オーズを使い走りにしてメダルを収集する手段を目論んでいる。
基本的に四人で一か所に纏まっているが行動する際は単独である。
幹部系怪人にしては表面的には珍しく仲は悪くなく互いのメダル集めにも基本的には干渉しないが、どうにも腹の探り合いと言った感触は拭えず現在は一時休戦状態なだけなのかもしれない。
ただしとにかく性格の捻くれているアンクだけほぼ全員から邪険に扱われている模様。
余談だがOPで砂浜にシートを敷いている場面がどう見てもピクニックにしか見えないとの意見が多い。
⇒「グリード(仮面ライダーOOO)」の項も参照。
ウヴァ(CV:山田悠介)
昆虫の王。クワガタの頭部を持つ。
荒っぽい口調の渋いイケメンボイスが魅力的だが目先の事にしか頭がいかない脳筋体質で、臨機応変な状況判断にはとことん不向き。しかも切れるとすぐ暴力を奮って周りに八つ当たりするので迷惑この上ない。
四人の中では行動も早いしメダル集めも一番頑張っている気がするのだが、アンクとオーズ(+カザリ)によってあれよあれよとコアメダルを奪われてしまい、挙句主題歌PVでも代表としてオーズにボコられる始末…と踏んだり蹴ったりである。その末にファンが付けたあだ名は「ウヴァさん」。
ボドボドな状態のメズールを襲ったり、女子トイレに潜入したりとかなりの変態。
決め台詞は「俺のメダルだあああああああッッ!!!!」 …がんばれ、ウヴァさん。
バース登場後しばらく姿を現さないと思っていたら闇金業者にクズヤミーを仕込んでセルメダルをたんまり稼いでいた。ハッピーバースデー!ヤミー金ウヴァジマくんの誕生だ!
人間形態は緑色のジャケットを着た金髪オールバックの青年。名前の由来は「奪う=ウヴァ」。だが、奪われてばっかりである。
余談だがあの性格でよくiphoneを使いこなせたものである。
次々と完全体グリードが真木やメダガブリューに葬られる中、最後に完全体となった彼もタトバキックに葬り去られてしまう。
…が、直後真木のメダルで一命を取り留めるも真木に器にされてしまった。
「俺は暴走する気はない!」と言いつつ、淡々とメダルを投げる真木に向かっていった最後の姿は彼の生き様そのものかもしれない。カザリ(CV:橋本汰斗)
猫科獣の王。ライオンのたてがみのようなドレッドヘアーが特徴的。
凶暴な外見にあどけない言動とやや不良少年っぽいが、ヤミーの開発手段は中々えげつない。
よく両腕を大きく振りあげて背伸びしている。
アンクに負けず劣らぬ策略家。オーズから奪ったウヴァのコアメダルを隠し持っていたが、メズールに怒られしぶしぶウヴァの持っていた自身のコアメダルと交換した。
オーズ側の万全過ぎるサポート体制を怪しがり、真木と接触。
アンクへのカウンターとしてアンク(ロスト)も保護し、一時は完全体にリーチをかけた。
アンク(ロスト)消滅後にアンクが転がり込んできたため優位性が崩れると焦り、ガメルをけしかけて完全体になるも、オーズによってライオンメダルに致命傷を受けた上、真木に残りのメダルを全て抜き取られてしまい、街角でひっそりと消滅した。
人間体は銀髪の青年。名前の由来は「飾る=カザリ」。ガメル(CV:松本博之)
大型生物の王。角や象の鼻の様なパーツだらけの顔をしている。
パワーは申し分ないが、内面的な年齢は五人の中で一番幼く行動も子供じみている。
自分に優しくしてくれるメズールに甘えている。
一時期カザリの計略のせいで消滅していたが、ウヴァにより復活。しかし直ぐにカザリ側に付く。
人間体は短髪の青年。名前の由来は「がめる=ガメル」。
先に消滅したメズールを復活させようと真木から離れるが、その時真木からメダルに傷を受けてしまう。
最終的にWバースに致命傷を受け、メズールのメダルに飴を添えて消滅した。
最後まで、メズールに好意を寄せていた彼の一生はメズールにとっては皮肉なものだと言える。メズール(CV:ゆかな/人間体:未来穂香)
水生生物の王。唯一の女性幹部。頭にクジラのような胸ビレ・背ビレ・尾ビレっぽいパーツを持つ。
ガメルにメダルを分けてあげたり、ウヴァとカザリの小競り合いを一括して解決するなど、全員を取りまとめる面倒見のいいお姉さんのような立場の人。
ガメルと共に一時期消滅していたが、ウヴァの手で復活。しかしアンク(ロスト)を従えたカザリ側についた。
特に甘えん坊なガメルを気に入って可愛がっているが、復帰後はどうもガメルの面倒をみるのに飽きてきた様子。
アンクをメダルの器にする計画を知り、愛情が暴走。
完全体の姿で暴れまわるも、オーズにコアを斬られてしまい最期はガメルの目の前で崩れ去った。
スタッフも骨抜きにするゆかな嬢のセクシーボイスに加えて、人間体は何とびっくりセーラー服の美少女!(ちなみに人間身体を演じている未来穂香は中学生である)最早、彼女自身が視聴者の欲望の対象である。
名前の由来は「愛ずる=メズール」。アンク(ロスト)(CV:入野自由/人間体:飛田光里)
25話から登場したアンクの残り部分。
アンクが人格を右腕に宿して分離してしまったので、アンクを求めて彷徨う抜け殻と化している所をカザリが保護する。
アンクと違い、ヤミーを生み出してアンクから鳥系コアメダルを奪おうと目論む。
最初は言語も乏しかったが、徐々にアンクならではの残忍で狡猾な性格が発現した。
隙をついてアンクの吸収に成功するも、暴走したプトティラコンボによりコアメダルを破壊され、爆散した。
怪人と怪物とヤミーの種類
人間の欲望によって創造される、上記の「グリード」の分身ともいえる怪人たち。人間にセルメダルを投入することで誕生する。
ウヴァとカザリのヤミーは誕生した直後はミイラのような外見をしている(これを「白ヤミー」と呼ぶ)が、人間の欲望を餌として喰らうことで成体となり、第一話の「カマキリ」のような人間体から、第2話の「オトシブミ」のような巨大なモノまで多種多様な成長を遂げる。
ヤミーの成長過程、メダルの貯め方などはヤミーを生むグリードによって違う。
- ウヴァ:メダルを投入した人間の求める欲望の対象を直接食わせ、成長とメダルの増殖を行うタイプ。
宝石のような物質から、文才や話術などといった物質ですらないものなども食すことができる。
同じ白ヤミーから成長するカザリのヤミーと比べ成長が早い。さらにウヴァのヤミーは会話ができる個体がいる。 - カザリ:メダルを投入した人間に寄生させ、その人自信の欲望を暴走させて成長とメダルの増殖を行うタイプ。
成長を続けると寄生した人間を取りこんでしまうので、宿主を拘束して禁断症状を起こさせて引っぺがすか、取りこまれた状態からメダルをかき分けて引っ張り出すなどの方法で寄生された人を救出する必要がある。
欲望がヤミーの外見に反映するのも特徴である(食欲から生まれたヤミーが太っているなど)。 - ガメル:興味のあるものを発見次第、人間にではなく自分自身にメダルを投入し成体ヤミーを生産する珍しいタイプ。
ガメル自身が満足するたびにメダルを増やし、貯めこんだメダルは直接ガメルの元に行くので他のヤミーより損失が少ないという利点がある。
また、力を発揮するためにメダルを消費する必要があるため、倒しても手に入るメダルが極端に少ない。 - メズール:メダルを投入した人間の近くに巣を作り、その人の欲望を餌に成長とメダルの増加を行うタイプ。
他三人の生むヤミーに比べ成長スピードが遅いが、巣にある卵は白ヤミーを介さず直接成体となるうえ、一枚の投入で大量のヤミーを産むことができるため、一度成体すれば大量のメダルを入手するチャンスがある。
作中では全ての卵がいっぺんに孵化するパターンと、何匹かが先に孵化するパターンが見られた。 - アンク(ロスト):メダルを投入した人間を監禁し、親鳥が巣へ餌を運ぶように欲望の対象を集めてくる。
喋ることができ、白ヤミーから変化するがウヴァ・カザリの白ヤミーと違い脱皮する様な演出が無い。
カラーバリエーションが別個体として存在し、性格も異なるようだ。 - 真木/ギル(MOVIE大戦CORE):メダルを物に投入し、物を持っていた人間の想いからそれを無にしようと動く。
他のヤミーと違って欲望を無にするために動いているのでセルメダルを生成せず、倒しても投入されたメダルだけか
戦闘中バースに撃ちこまれたセルメダルぐらいしか出てこない。
物から生成されるため、持ち主さえも攻撃する危険性がある。
恐竜や伝説上の生物等、現代には存在しない生物がモチーフになっている。
成長していくにつれ体がメダルで構成されるようになるので、ダメージを受けたり絶命したりすると、大量のメダルが周りに散らばるという演出がなされる。
アンク曰く、「棒の無い(アイス)キャンデー」。個体の名称は「(日本語の動物名)+ヤミー」という法則に則っている。
クズヤミー
第13話にて初登場した、ヤミーの新たな形態。
姿は普通の白ヤミーと大差無いが、よく見ると「包帯ような白い布を巻いている面積が違う」、「顔の中心に黒い丸がある」などの違いがある。生み出し方は半分に割ったセルメダルを地面にまいてすぐ誕生する。通常のヤミーと違い半分に割ったメダルで誕生するので一度に二体同時に誕生するなど特徴がある。
その耐久力には定評があり、オーズの打撃攻撃に全く動じなかった。この点から、物理攻撃には強い耐性がある模様だが、後藤のグレネードランチャーで簡単にやれている描写があるので、具体的な物理耐久力はまだ不明な点が多い。
物理耐久力は、オーズの攻撃をまともに食らってもビクともしなかったが、クワガタヘッドの電撃攻撃によって爆発四散した。よって、このような特殊攻撃には耐性がほとんど無いようである。
クズヤミーを倒しても、不完全な状態のセルメダル(13話では半分欠けている状態のセルメダルが散らばった)しか出てこない。
不完全な状態のセルメダルから誕生するので、非常に量産性に優れており、これからのオーズを苦しめる一要素が登場したことになる。
最終回ではウヴァが器になったせいか、大量のクズヤミーが街中に放たれる事になった。
分離ヤミー
アンクの推測によれば、「欲望の二重構造」によって誕生するヤミーであるらしく、アンク達グリードが封印されるまでは見たことが無かったらしい。
800年の時が経ち、それに合わせ人間の欲望が多様化しているということだろうか。
言うまでも無く複数体のヤミーが生まれるため、厄介極まりない。
融合ヤミー
第19話にて初登場した、新たなヤミーのバリエーション。「合体ヤミー」とも。(第30話のアンクの発言)
カザリが奪取したメズールとガメルのコアメダルの影響で、猫系・水棲系・重量系の特徴をどれか2つ合わせ持ったヤミーへと変化する。メズールがガメルにセルメダルを投入するパターンも。
2種類のヤミーの特性が混ざっているので、「対象の人間を取り込んで雑魚を量産する」「大きな卵から一体だけ生まれる」等、バリエーションに富む。
オーズによる弱点属性を付く攻撃はもう片方の属性でカバーできるが、バースの攻撃は通るので、最悪片方の属性が掻き消えることも。
映画とゲームと他媒体展開
劇場版
仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ(2010年8月7日公開)
『ライダーは助け合いでしょ!』
本放送に先駆けての登場。
仮面ライダーWのピンチに颯爽と現れ、姿を消していった。Wも、前作・ディケイドの夏の劇場版において同様の形で初登場となっており、これからの新ライダーはこの形式でお披露目されていくのかもしれない。
その奇抜な変身音に劇場で思わず吹いてしまった、という体験をした人が多数いたのも記憶に新しい。でも、嫌いじゃないわ!
![カニ・コア]()
![エビ・コア]()
仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE
(2010年12月18日公開)
仮面ライダースカル.feat ダブル
仮面ライダーWのテレビシリーズの後日談でありながら、『ビギンズナイト』のさらに過去、仮面ライダースカル誕生の秘密を描く。
詳細は仮面ライダーW参照。
仮面ライダーオーズ/OOO ノブナガの欲望
あらすじ
鎧を身にまとった、織田信長のミイラが発見された。
鴻上ファウンデーションの研究によって、信長はホムンクルス=人造人間として見事蘇生されたが、鴻上の元を脱走する。
彼とめぐり合った映司は、その面倒を苦労しつつも見ていくが、彼の心の奥底には、尽きぬ復讐と欲望の心が渦巻いていた。
心配する映司をよそに、彼は徐々にその恐ろしい心を解き放っていく。
さらに、新しい仮面ライダーもその姿を現し……?
スタッフ
平成ライダーではおなじみの顔ぶれ。
副題は、人気シミュレーションゲーム「信長の野望」のもじり。
MOVIE大戦CORE
あらすじ
仮面ライダーWに登場する「ガイアメモリ」がその機体に秘めていた地球の記憶。
その膨大な記憶の中にある、過去の仮面ライダー達の記憶を利用して、超巨大エネルギー体『仮面ライダーコア』が誕生した。
OOOはWと協力し、『コア』の力を食い止めるため、地球の核(CORE)へと突入していく……!
今回の劇場版の題名についているCOREは、このMOVIE大戦パートのキーワードとなる「核」と、OOOのコアメダルをかけたもの。
敵ライダー『仮面ライダーコア』は、初のフルCGで描かれる巨大ライダーとして、オーズとWの前に立ちふさがる。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(2011年4月1日公開)
記念すべき仮面ライダー40周年記念作品となる。
もはや恒例となりつつある、新ライダー×電王のコラボ作。
40周年記念ということもあり、仮面ライダー1号~仮面ライダーOOOまでの「歴代仮面ライダー」が全員登場は勿論のこと、「人造人間キカイダー」「キカイダー01」「イナズマン」「快傑ズバット」といった70年代を代表する特撮ヒーロー達も出演。前々作、「仮面ライダーディケイド」を凌ぐお祭り企画となった。
そして特別ゲストとして、仮面ライダー1号(本郷猛)の「藤岡弘、」、仮面ライダー2号(一文字隼人)の「佐々木剛」、仮面ライダーV3(風見志郎)の「宮内洋」が、声の出演だけではあるが登場。
他にも、仮面ライダーW(左翔太郎/フィリップ)の「桐山漣」と「菅田将暉」や、ショッカー首領の声に歴代悪の組織のボスを演じた「納谷悟朗」、さらには東映時代劇で50年以上「斬られ役」を演じた「福本清三」など、豪華な面々が出演している。
あらすじ
ヤミーではなくイマジンと戦っていた火野映司=仮面ライダーオーズは、時間を守るためにイマジンと戦っている野上幸太郎=仮面ライダーNEW電王と出会う。
映司はアンクと共にデンライナーに乗り込みイマジンの飛んだ「1971年4月1日=仮面ライダー1号と2号が戦っている時代」へと向かうが、そこでアンクは自分のセルメダルを落としてしまう。
それがきっかけで歴史が変わってしまい、現代はショッカーに支配され、正義のヒーローである仮面ライダーが存在しない世界になってしまった。1号と2号はショッカーの作り出した怪人「ショッカーグリード」に敗北、ショッカーに従う怪人として改造されてしまった。
現代に残った唯一のライダーとして戦う映司を現代に任せ、時の運行を守るライダーである幸太郎は歴史の修復に向かうが…
仮面ライダーOOO WONDERFUL 将軍と21のコアメダル(2011年8月6日公開)
かつてない熱い夏がやってくる!!
毎年恒例の夏の映画。「海賊戦隊ゴーカイジャーTHE MOVIE 空飛ぶ幽霊船」との同時上映。
今回の目玉は何と言ってもゲストの松平健が「暴れん坊将軍」でお馴染みの徳川吉宗そのまんまとして出演する点である。情報解禁当初から「ネタだろ」と冗談半分に受け止められてきたこのコラボは、まさに特撮と時代劇の両雄夢の共演といえる。なおテーマソングも松平健とOOOの登場人物のコラボ曲の模様。大ヒット曲「マツケンサンバII」を彷彿とさせるサンバソングである。
2011年9月3日より放映開始予定の新シリーズに登場する「仮面ライダーフォーゼ」も、Wやオーズ同様に本放送に先駆けて初登場する。
あらすじ
ヨーロッパでコアメダルを生み出した錬金術士の墓を調査していた鴻上会長。
しかし墓から大量のセルメダルが溢れ出し、墓のある森と都庁周辺が入れ替わってしまう。
それだけでは終わらずにセルメダルは塔となり、そこから錬金術士「ガラ」が現代に復活。新たな世界を創るため、世界を人々の欲望で破壊しようと企む。
ガラによってグリード達と映司はコアメダルを奪われてしまい、満足に戦えない状況に陥ってしまう。
やがて欲望で世界は歪みはじめ、江戸時代とも入れ替わってしまった。そこで映司達が出会ったのは、貧乏旗本の三男坊「徳田新之助」だった…
窮地のオーズ(ダチ)を助けに、宇宙からアイツも飛んで来る!?
仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGAMAX(12月10日公開)
第一章<幕開け>
世界各地に落下した隕石。それに付着していた物体「SOLU」を巡って、世界中で財団Xと栄光の七人ライダーは戦っていた…
第二章<仮面ライダーオーズ>
隕石落下の影響で開かれた次元の歪みから、40年の時を超えて未来の仮面ライダー、仮面ライダーポセイドンが現れた。ポセイドンの目的は、この時代のライダーの排除。日本へ帰ってきた映司に襲いかかるが、そこに消滅したはずのアンクが…
ポセイドンの他、こちらも映画オリジナルの仮面ライダーアクアが登場する。
第三章<風都 暗躍する陰謀>
詳細は仮面ライダーWを参照。
第四章<仮面ライダーフォーゼ>
詳細は仮面ライダーフォーゼを参照。
第五章<MOVIE大戦MEGAMAX>
フォーゼ、オーズの追っていたのは共通の敵財団Xだった。Wと合流し、ライダー達は財団Xの野望を打ち砕くため、ドーパント、グリード、ゾディアーツの大軍団に立ち向かう!
仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル
「"欲望"を満たせ!」
オーズ10周年となる2021年の11月5日に発表された完全新作。最終話より10年後が描かれ、当時のメインキャスト勢揃いで撮影が行われたことが発表された。またオーズ/バース共に新たなフォームも発表されてた。
あらすじ
古代オーズが、800年前から時を超えよみがえったのだ。人類が絶滅の危機に瀕する中、旅に出ていた火野映司が帰還。レジスタンスとして、後藤慎太郎や伊達明、泉比奈たちとともに戦っていた。
前作「仮面ライダーW」劇中における「仮面ライダーオーズ/OOO」
直接登場はしないものの、47話において、財団Xの加頭が所持していた端末に、コアメダルのデータが映っているのが確認できる。
「ガイアメモリによるドーパントよりも強力な強化人間を生み出す可能性」「財団の次なる投資対象として非常に現実的」などの文章が確認されている。
別に世界が同じというわけではなくWのプロデューサーとシリーズ構成曰くただのファンサービスとのこと(勝手に出したとも言う)。
フォーゼ&オーズではオーメダルを狙って活動していたことになったが共演作なので深く考えてはいけない。
オーズ&Wの共演は映画をやる度に「これが最後の共演ではないか」と言われていたが、なんだかんだでポツポツと共演機会が多かったりする。
現在の最新共演作はフォーゼ&オーズ。
ゲーム
仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ(2010年12月2日発売)
今作は、歴代平成ライダーの最強フォームがプレイアブルとなるのがウリの一つで、放送中のオーズは最強フォームこそないものの、タトバ、ガタキリバ、ラトラーター、サゴーゾの各種コンボ+亜種形態の全36フォームが使用可能。特にサゴーゾコンボは発売4日前に登場したばかりで、ある意味サプライズだったと言える。
詳細は仮面ライダークライマックスヒーローズを参照。
オール仮面ライダー ライダージェネレーション(2011年8月4日発売)
8月4日にニンテンドーDSソフトにて発売のアクションゲーム。
本作は過去25作の仮面ライダー作品から27名以上の仮面ライダーが参戦するという、ライダーゲーム史上かつてない規模のゲームとなる。
各ライダーの能力からベルト音声などの効果音を徹底的に再現、これまでのライダーゲームにないこだわりの作品である。
OOOからはプトティラコンボまでのコンボを携えたオーズとバースが参戦。
ちなみにオーズのボイスは火野映司役の渡部秀、バースのボイスは伊達明役の岩永洋昭本人である。
またライダーではないがアンク役の三浦涼介もボイス出演を果たしている。
KAMEN RIDER memory of heroez(2020年10月29日発売)
2020年と令和になってPS4/Nintendo Switchにて発売のアクションゲーム。
令和ライダー1弾となるゼロワンと、平成ライダーからはWとオーズが登場する。
フォームチェンジと攻撃を同時選択でき、攻撃をつなげていく「チェインアクション」やそれぞれのライダーに登場したデンデンセンサー、フロッグポッド、カンドロイドを使ってサポートも可能。オーズは本編登場のコンボに加え、作中未登場のムカチリコンボ、劇場版にのみ登場したブラカワニコンボ(クリア後)にも変身可能。
なお本作ではゼロワンの高橋文哉を除きすべてのライダーと怪人は別の声優がボイスを当てている(オーズは鈴木達央)。
スタッフ
原作:石ノ森章太郎
脚本:小林靖子
監督:田崎竜太、柴崎貴行 ほか
アクション監督:宮崎剛
特撮監督:佛田洋
クリーチャーデザイン:出渕裕、篠原保
プロデューサー:本井健吾(テレビ朝日)、武部直美・ 高橋一浩(東映)
制作:テレビ朝日、ADK、東映
主題歌:「Anything Goes!」大黒摩季
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脚注
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