仲間を求めてとは、ファイナルファンタジーVIのBGMである。
ファイナルファンタジーVIについて語るスレ#45 |
概要
ファイナルファンタジーVIにおいて、世界崩壊後にファルコン号を入手して以降のフィールドBGMおよび飛空艇搭乗中のBGMである。
世界崩壊後という絶望的な状況において希望を感じさせる曲調となっており、「決戦」と並んで人気が高く、ファイナルファンタジーシリーズ史上最高のフィールドBGMに挙げるファンも居る程である。
単純に曲としての完成度もさることながら、ゲーム中で初めてこの曲が流れるシーンの演出が絶妙である事も挙げられる。
ゲームの中盤で世界崩壊が起こり、フィールドはあたり一面焼け野原と化す。世界の地形もまるで別物になり、それまでの仲間はバラバラに。街の外に出ても絶望的で暗い曲調のBGMになる。
しかしそんな中でも一人また一人とかつての仲間と再会してゆき、セッツァーを仲間にしたところで新しい飛空艇を手に入れるイベントが発生する。
「自分は人々に余裕があった時代に乗っかって生きてきた男だ」と称して自暴自棄になったセッツァーが、かつての友との記憶に思いを馳せながら、墓の最奥部で「もう一つの希望」を掘り起こす。世界崩壊とともに大破し失われた自身の飛空艇「ブラックジャック号」と並んで世界にもう一つだけ存在した友の飛空艇──「ファルコン号」を再起動させ、再び世界最速の男を目指すという夢を取り戻す。
セッツァーによって目覚めさせられた「かつての友の翼」は地下の墓から海面を割って凄まじいスピードで飛び立ち、そのまま崩壊した世界の空を縦横無尽に駆け回る。こうして大きな移動手段を手に入れた一行は、バラバラになった仲間を探し出し、ケフカを倒して世界を取り戻すという夢を追うことになった。
これまで絶望的だった状況から一転し、一気に希望に満ちる展開は本BGMと演出も相まって本作における屈指の見せ場である。(この一連の流れは関連動画を参照)
それ以降はフィールドBGMも前述の絶望的な物から本曲に変化する。
尚、本作のフィールドマップは俯瞰視点となっているが、飛空艇を入手するまでは地上のみで空が見えず、飛空艇を入手するまで空を見ることができない。
世界崩壊後マップの地上は荒々しい焼け野原だが、空は一転して美しい夕焼けとなっており、ファルコン号を入手前と入手後でフィールドの受ける印象が変化する。
この事からこのBGM=夕焼けをイメージするファンも多い。
余談であるが、世界崩壊後は当初、飛空艇に乗っていてもエンカウントが発生し、デスゲイズと戦闘になる事がある。
デスゲイズは開始直後にレベル5デスを放ってくる為、予備知識が無いと運悪く全滅してしまい、ファルコン号入手前からやり直しになってしまう事がある。
入手後はすぐに地上に降りて一旦セーブする事が望ましい。
但し、この事から感動的なシーンを再度拝む事になるので、余計に印象深いシーンとして思い出に刻まれる例もある。
チョコボの魔法の絵本バージョンではテンポがよくなって登場。初の公式アレンジ。
使用場所は幻想絵本アルヴァニカ第二巻「一人ぼっちのぬいぐるみ」でカルコブリーナに影響され、おかしくなった仲間のぬいぐるみたちとの戦闘である。
他には植松氏とカノン氏のコラボアルバムにボーカルつきで収録されている。
関連動画
原曲
演奏してみた
公式アレンジ
関連商品
関連項目
- ファイナルファンタジーVI
- 植松伸夫
- 死界
- 決戦
- ダリルの墓
- カノン(歌手) - この曲の公式アレンジを歌っている
- ゲーム音楽の一覧
- ファイナルファンタジーの関連項目一覧
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