伊丹線とは、阪急電鉄(阪急阪神東宝グループ)が運行する鉄道路線の名称である。
概要
阪神急行電鉄(現阪急電鉄)が1920年に開業した路線で、神戸本線と同時に開通した。本来阪急神戸線は伊丹・門戸厄神を経由するルートで考案されていたが、より高速化を実現するために塚口・西宮北口経由に変更となった。その代替路線として敷設されたのがこの伊丹線である。
かつては宝塚や尼崎への延伸(当時存在した阪神グループの鉄道会社、宝塚尼崎電気鉄道の延伸案への当てつけ)や、能勢電鉄妙見線との延伸・乗り入れも検討されていたが、全て免許失効や計画倒れとなっている。
運用は、4両編成で普通のみの運行となっており、早朝深夜及びラッシュの時間帯を除き、約10分間隔で運行されている。神戸本線との直通運転は行われていない。(JR宝塚線の利便性考えるとね・・・)
阪急では最後まで表示板を前面に掲示した表示幕未設置車両(3077F)が運行されていた路線であり、2013年に4連化された3050Fによって置き換えられ引退した。それから10年程度でフルカラーLEDの車両が登場するとは思わなかっただろう・・・。
駅一覧
駅名 | 駅番号 | 営業キロ(駅間) | 乗換 | 駅所在地 |
塚口駅 | HK-06 | 0.0 | 阪急電鉄:神戸本線 | 尼崎市 |
稲野駅 | HK-18 | 1.4(1.4) | 伊丹市 | |
新伊丹駅 | HK-19 | 2.2(0.8) | ||
伊丹駅 | HK-20 | 3.1(0.9) |
運行車両
かつては5000系の5030F(リニューアルされて車番は現存せず)が代走充当編成になっていた。また、不意のトラブルに伴い7000系の2連+2連の4連が代走に充当したこともあった。
その他
塚口駅について
阪急電鉄の駅の中で、駅乗降人員が9番目(2007年時点)に多い駅。
駅は相対式2面3線となっており、伊丹線は3号線から運行されている。駅入線時の15km/h制限のカーブが特徴。
(※なお、JR西にも同じ「塚口」駅が存在するが、阪急の駅とは500m以上は離れている)
伊丹駅について
阪急電鉄の駅の中で、駅乗降人員が37番目(2007年時点)に多い駅。
昔は島式ホーム2面4線(※ただし、線路が引かれていたのは3線のみ)の高架駅であったが、
1995年1月の阪神淡路大震災の影響で、駅が倒壊した。
その後、1998年11月に駅ビル:Reita(リータ)として再建し、
伊丹駅は、頭端式1面2線のホームを持つ高架駅となった。
(※現在の阪急 伊丹駅は、駅ビル:Reita(リータ)の3/5階にホームが存在する)
・全国で2番目に自動改札機が設置された駅。
・近畿の駅百選(第1回認定駅)
(※なお、JR西にも同じ「伊丹」駅が存在するが、阪急の駅とは500m以上は離れている)
関連動画
関連項目
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