伊座並杏子(いざなみ きょうこ)とは、P.A.Works、key共同制作のテレビアニメ『神様になった日』の登場人物である。
概要
高校3年生で、成神陽太の幼馴染であり、片想いの相手。無口な学園のマドンナ。誕生日は8月29日。幼い頃に母親と死別しており、現在は翻訳家の父親との二人暮らし。名前の由来は日本神話に登場する女神「イザナミ」。
成神家とは家族ぐるみの付き合いがあり、母親が存命の頃は、家族同士でバーベキューに出かけたこともある。陽太いわく、いつでも陽太の後ろに隠れているような子だったが、容姿端麗でスタイル抜群のため、男子からの人気が高くなり、中学生になってモテるようになる。もっとも本人は異性との交際に興味が無い様子で、陽太から告白されても断っている(しかも瞬殺)。成績優秀で大学は難関大学とされる八幡大の心理学科を志望している。
昔はやんちゃな性格だったが、母親を亡くしてふさぎこんで以降内向的な性格となり、自分からは積極的に他人とは関わらなくなった。同様に、父親も妻に先立たれたショックから10年以上家から出なくなってしまう。毎年約束しているにも関わらず、仕事を理由にして母親の墓参りにすら出向かない父親との関係はぎくしゃくしてしまい、家に居ることに息苦しさを感じるようになっていた。
現在は、口数が少ない物静かな性格になっており、言葉にあまり抑揚が無い。感情もあまり表に出さないため、何を考えているか分からない部分がある。陽太やひなのように何かと騒がしいハイテンションなキャラが多い作中においては貴重なツッコミ役であり、冷静な対応をする。ただ付き合いはいいようで、茶番でしかない陽太たちの映画撮影にも毎回参加していた。塩対応ともいえるツッコミが作中でインパクトを残しており、ロッキーをパロディ化した陽太の「イザナミサァーン」という叫びに対しても冷静に「何?」と答えている。また、なぜか映画撮影に参加している成神大地(陽太の父親)に対しても、「お父さんは暇なの?」という至極もっともな疑問を陽太にぶつけている。
一方で突然神を名乗り出したひなのことをあっさり信じてしまったり、陽太の明らかに下手くそなホラ話を信じ込んだりと、将来怪しい壺を売りつけられないか心配になってしまう部分がある。
趣味は野球観戦と映画鑑賞。麻雀も詳しく、金魚すくいを得意とするなど意外と多趣味。野球は、高校野球の観戦が好きで、春と夏には甲子園にまで遠征するほどの熱心なファン。自身もストラックアウトで全ての枠に命中させるほどの腕前。映画が好きなこともあり、いつも映画のサントラを聞いている。将来の夢は映画の音響監督になること。図書館で受験勉強しているときも、音楽心理学の本を携えている。ちなみにこれらのことは、幼馴染でずっと一緒に居たはずの陽太は知らなかった。興味を持ったことにのめり込みやすいところは父親譲りだと思われる。
陽太とひなのおかげで父親との関係性が改善され、同時に亡くなった母親の想いを知ったことで内向的だった性格に変化が見られ、以前よりも微笑んだ表情を見せるようになる。陽太への信頼度も上がり、夏祭りのときには陽太に対して積極的にアプローチする素振りを見せていた。しかし、それと共に陽太の中に芽生えていたある想いにも気づいていた。
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関連項目
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