伏線単語

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伏線(ふくせん)とは、

  1. 後のことを考えて事前に準備すること。(例:先生に怒られないよう伏線をる)
  2. 創作作品の中で読者視聴者に気付かれないように後のネタを先に仕込むこと。

この記事では2の意味で解説する。

概要

伏線とは後の展開若しくはそこに繋がる事を、そうと気付かれない様にさりげなく披露すること

  • その事具、持ち物、跡、文字メディア、特徴、行為、仕といった情報の断片
  • 何気なく発した言葉や物音、噂、キーワードといった物理的でないものも含める
  • 伏線の隠蔽性や回収までの期間には差がある

物事には前兆や、意外な事が後にを及ぼすといった事がある。
現実においては、それをそれと判断するのは困難であり、「○○予感がする」程度の不確実な結果予測しか出来ない。
しかし創作話においては、予め先の展開が決まっていればそれに確実に関連する事を用意する事が出来る。

但し、敢えて先の展開を示したいと言う場合を除けば、未来をあからさまに知られてしまうのは話を読み進める場合において、 その物語への興味関心を著しく損なう事が多く(例:サスペンスや推理モノで犯人や犯行理由を先に知ってしまう[1])、 そこで視聴者読者に気付かれない様にする為、一見すると未来の事とは関連性がい様に提示する必要が有る。

また、急転直下な展開を迎えるストーリーにおいても伏線は重要である。
この場合、その前後で話の整合性が取れていないと受け取られたりする事があるが、そこで前以て伏線を仕込んでおけば、話が急転する以前を読み直させる事で納得を得る事が出来る。

他にも、伏線には作品の質及び作者への評価を高める効果も有る。
伏線をると言う事は先の展開が固まっていないと出来ない。
逆に言えば、伏線を用意出来るのは過去現在未来において矛盾ストーリー展開が出来ているにもなる。ただし、伏線らしき描写を用いて最後まで回収されなかったりすると物語として未完成の印が強くなったり伏線回収に終始して本筋がおざなりになる場合があるため伏線があることは必ずしも質を高めるとは限らない。
また、ストーリーを一度最後まで知ってしまった後で、読み直した時に「最初は気付かなかったが実は○○で先が知らされていた」 と言った、再読再視聴の際の楽しみも生まれ、作者はそれを提供出来る創作を持つと認知される。

 なお、読者視聴者が気を付けなければならないのは、過去に示された事が今になって出てきたからと言って、 それが伏線とは限らないと言う事である。
前述した様に、伏線とは気付かれない様に仕込まれたものであり、単に過去に出てきた事を用いただけの展開等においては、その過去は伏線ではなく元ネタ若しくはただの原因であり、それを伏線と呼ぶのは周囲からツッコまれかねない。また、伏線というのは結果があってこそ作用するものであり、結果や理由が判明していない伏線らしき描写をみつけて伏線を評価することも間違っている。

備考

布石

類義に「布石」が有るが、布石の意味には必ずしも前述した2.の様な隠蔽性は問われていない。 逆を言えば、伏線と言う言葉には隠蔽性が伴う。  隠蔽が伏線の出来を計る物差しの一つと言えよう。 

(例えば 「布石」を用いるならば、仕込みを行った者がその際に『これは○○への布石だ』と言しても何らおかしい点はいが、同様に『伏線』を用いて「これは○○の伏線だ」と言するのは用法として正しくない)

フラグ・お約束

伏線でも程度の軽いものでは「フラグ」(恋愛フラグ死亡フラグ等)と呼ばれることもある。
特別な場合を除き、後に違和感なく「何かが起きる」事を示す事が重要なため。

大抵はお約束のようなもので察知されやすく(隠蔽する必要性が薄い)較的々に回収されてしまうため熟考される事は少ない。

その他

重要な伏線である事は明らかだが、それが何なのか分からないパターンもある。
(伏線自体は隠蔽しないが、中身を隠すパターン

明らかに怪しい、気になる物事や場所などが登場人物等にも堂々と言及されているが、「いつか分かる時が来る」のように長く温存されるもの。(それを探すのが作中の的のひとつになる場合もある)

叙述トリックのような伏線単体の重要性を誤認させる手法もある。

関連項目

・予測されるもの

脚注

  1. *犯人が先に判明するものは「倒叙ミステリー」等と呼ばれる形式である。

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伏線

301 ななしのよっしん
2023/01/03(火) 16:18:40 ID: MJbDtJIEVe
伏線コメきらい
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302 ななしのよっしん
2023/02/11(土) 18:15:06 ID: BaOcK7GOTU
1~10の設定が固めてあって全て出し終わりそのまま連載が終了すれば伏線
1~10全部出し終わったけど人気になり過ぎて引き延ばし11以降の設定が後付け
こんなイメージだけどこんなの作者によってどこまでも変えられるちゃうけどさ
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303 ななしのよっしん
2023/08/14(月) 12:26:51 ID: 3xCrO9fV3n
>>300
そういう人たちって陰謀論に染まりそうだね
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304 ななしのよっしん
2023/08/25(金) 19:05:15 ID: Noz4OqFciA
古典的なやつだとシャーロックホームズが事件と関係なものに突然興味を持ち出すときは
犯人に嵌める伏線(他の探偵小説でもよくあるパターン
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305 ななしのよっしん
2023/10/28(土) 15:35:37 ID: fIu5dGx3mx
エンタメの弊
フィクションといえど褄が合わないと気が済まないらしい
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306 ななしのよっしん
2023/11/10(金) 21:02:57 ID: 8tDdZgyHMy
伏線思い出したのと大昔の作品とはいえ微妙ネタバレ注意だけど、
化物語神原野さんに「お母さんの旧姓は?」とかれて「煙だ」と答えるシーンがあって、後に猫物語野の先輩&怪異の専門リーダー煙さんが登場するのが伏線の好例だな

野さんは「……へえ」と頷いた後で「それは単に聞いただけ」って流したけど、猫物語を読んだ後でこの話を見返したら、
先輩を介して神原怪異レイニー・デヴィル)を知っていた」
母親の旧姓を聞いて神原先輩と繋がりがあることを確信した」
って感じで頷きにより深みが加わる

その時はさらっと出て後から大きな意味が加わる伏線のいい例だよな
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307 ななしのよっしん
2023/11/17(金) 06:11:30 ID: fo4adeINDL
明らかに後から使う物をちゃんと回収←当然
読者が気づかないレベルの要素を回収←凄い

明らかに後から使う物に触れずに終了←は?
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308 ななしのよっしん
2023/11/20(月) 19:23:29 ID: fNi+UgUtyF
伏線考察も高尚なものになったよね
もはや伏線に気づき考察を深める自分を高尚なものにするための装飾品
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309 ななしのよっしん
2023/12/11(月) 17:50:03 ID: kDNn0JfnZ1
装飾品なら見せびらかしたくなるのも当然ってか
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310 ななしのよっしん
2024/02/10(土) 09:09:51 ID: TUN6iKe9nC
ワンピースのような伏線広げ過ぎてむ気がいの嫌い
まだまだずーっと続けるのが見え見えだし、イライラするからさっさと回収してから次へ行ってくれ
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