伝説のオウガバトルとは、1993年発売のスーパーファミコン用ゲームソフト。
概要
1993年3月12日に株式会社クエストより、スーパーファミコン用ソフトとして発売されたリアルタイムストラテジーであり、『タクティクスオウガ』、『オウガバトル64』と続くオウガバトルシリーズの第一作である。
後に、リバーヒルソフトからセガサターン版、アートディンクからプレイステーション版も発売された。
セガサターン版には、主要キャラに声があり、新ステージも追加されている。
プレイステーション版には防御耐性バグが存在する。
ストーリー
狂気にかられたのか賢者ラシュディはかつての友であったグラン・ゼノビア王を暗殺すると、 北方の軍事大国ハイランドを率いる女帝エンドラと共に4つの王国を相手に戦争を始めた。
圧倒的な軍事力を誇るハイランド軍はわずか1年で大陸全土を制圧し、神聖ゼテギネア帝国が誕生した。
帝国の支配はまさに恐怖政治そのものであった。
圧政から逃れようとする者たちや旧王国派の生き残りには、ようしゃなく追手が差し向けられた。
密告や裏切りが人心を惑わし、多くの血が大地に流されていた…。
ここシャロームの辺境では、ゼノビア王国騎士団のわずかな生き残りが最後の戦いを挑もうとしていた…。
伝説のオウガバトルの特徴
主人公は反乱軍のリーダーとなり、都市を解放していくリアルタイムシミュレーションゲームである。 解放した町からは寄付金がもらえ、このお金でキャラの派遣コストやアイテムをまかなう。
このゲームの特徴的なシステムとして、カオスフレームとアライメントがある。
- カオスフレーム
- 民衆の支持度を示し、高ければ支持されているということである。
- アライメント
- キャラクターの善悪の数値であり、高ければ善人。低ければ悪人となる。
当然アライメントの低い悪人に街を解放されても民衆は喜ばず、支持はしない。
低くてもクリアは可能だが、ゲーム展開が限られたものになり、バッドエンドとなる。
初めてこのゲームをプレイする場合は、ほとんどの人はこのあたりの勝手がよくわからずバッドエンドを迎える。
民衆は英雄的な戦いを望んでおり、レベルが高いキャラでレベルが低いキャラを倒すことは嫌われる。
しかし民衆が見ていないところでは基本的に何をしてもよく、 アライメントが高い部隊で町を解放し民衆の支持度を上げ、 裏ではアライメントの低い裏部隊が敵を倒すというものがこのゲームの一般的な戦略である。(分かりやすく例えるとベルセルク黄金時代篇のようなカンジ)
詳しくは、Wikipediaを参照のこと。
登場人物
解放軍
・主人公(オピニオンリーダー)CV:男:真殿光昭、女:大沢つむぎ
セガサターン版では「サイノス(男)」「アーウィンド(女)」というデフォルトネームがある
男オピニオンリーダーはオウガバトル64で「デスティン・ファローダ」という名前で再登場する
・ランスロット・ハミルトン(騎士ランスロット)CV:子安武人
タクティクスオウガにも登場する
タクティクスオウガにも登場する
シャローム地方で仲間になる。手間はかかるが仲間にすると低空タイプのキャラが手に入り、運搬力が大きく上昇する
タクティクスオウガにも登場し、「カノぷ〜」というあだ名で呼ばれる
シャローム地方のボス。ある事情により、帝国に従っているが、カノープスを仲間にしていると、撃破後の選択肢次第で仲間になる。こちらも加入時に運搬力の高い大空タイプのキャラを連れてきてくれる
タクティクスオウガ、オウガバトル64にも登場し、サーガ正史皆勤賞である
デネブの庭のボス。帝国軍所属だが、撃破後の選択肢次第では生かすことも可能。仲間にすることもできるが、条件が厳しい上、そこからベストエンディングを目指すのも至難
スラム・ゼノビアで仲間に出来る。ちなみに彼を仲間にしてると、あるEDに登場する
アヴァロン島で仲間になる。最初からプリーストのため、クレリックの補充が容易である
ディアスポラのボス。撃破後の選択肢次第で仲間になる。上記のデボネアを仲間にするなら必須キャラ
・ラウニィー・ウィンザルフ(聖騎士ラウニィー)CV:深見梨加
バルモア遺跡で仲間になる。アイテムがそろっていれば、すぐに最強クラスのリッチになることも可能
・フィクス・トリシュトラム・ゼノビア(トリスタン皇子)CV:中原茂
マラノの都で仲間になる。ベストエンディング必須キャラ。ユニットで起用するときのコストが非常に高い
天空の三騎士はラシュディによって操られているが撃破後、条件を満たしていると仲間になる。ただし、ユニット起用時のコストが非常に高い
アンタンジルのボス。あるアイテムを渡すと仲間になるが、ベストエンディングの条件を満たせなくなる
ゼテギネア帝国
このゲームの黒幕。かつて戦乱をともに収めたグラン王を殺害後、ハイランド女王エンドラをそそのかし、再び戦乱を起こす。魔宮シャリーアのボス。戦闘時は驚異の全体魔法攻撃を6回も使用してくる
かつては優しい女王であったが、ラシュディにそそのかれ、わずか1年で大陸統一、神聖ゼテギネア帝国を建国する。ゼテギネアのボス。戦闘時は強力な全体魔法攻撃を5回使用してくる
ゼテギネア帝国第一皇子。不死身の肉体を持ち、後半では彼の分身が湧いてくるステージがある。複数のステージにわたり、ボスを務める
ハイランド四天王の一人。四天王では唯一必殺技がない。シュラマナ要塞のボス
ラシュディの一番弟子。若い見かけによらず、転生法によって永い時を生きている。バルモア遺跡のボス。また、隠しステージでもボスを務める
・堕天使ミザール
・ヒカシュー・ウィンザルフ(ヒカシュー大将軍)CV:小杉十郎太
神聖ゼテギネア帝国軍の最高司令官であり、ラウニィーの父親でもある。上都ザナドュのボス
オウガバトル伝説の中で数多くの悪魔、オウガを統べていた魔神。本作のラスボス。前衛二つの首の驚異的な耐久力、本体の熾烈な攻撃でラスボスに違わぬ実力を持つ
関連動画
関連項目
・松野泰己
・崎元仁
・岩田匡治
・松尾早人
・吉田明彦
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