低歩数クリアとは、なるべく歩数を少なくしてゲームクリアを目指す、ゲームの制限プレイの一種である。
概要
なるべく低歩数でゲームクリアを目指す制限プレイであり、その性質上、プレイヤーがゲーム上のキャラクターを操作するゲームであれば、一応はどのようなゲームであっても可能な制限プレイのスタイルである。
しかし、昨今の3D世界でキャラクターを360度自由に動かせるゲームは厳密な移動距離の計測が出来ないため、移動時の最短距離を割り出すのが難しい。そのため、昔ながらの一歩で一マス移動するRPGで行われることが多い。
特に、歩数がゲーム上の数値としてカウントされる「ファイナルファンタジーVI」での挑戦が大多数となっている。
この制限プレイは、とにかく寄り道出来ないことが最大の特徴である。最短ルート上に存在しないアイテムは入手出来ず、セーブポイントや店も利用出来る場所が限られる。また、戦闘も最短ルート上でしか行えないため、基本的には経験値やアイテム、所持金等を自由に稼ぐことが出来ない。
「ファイナルファンタジーVI」の場合、飛空艇やチョコボといった乗り物を操作している間は歩数がカウントされない仕様のため、「なるべく移動しないでゲームクリア」を目指すのではなく、乗り物による移動を駆使した、あくまでも「歩数」を少なくするプレイとなっている。
この他にも低歩数に関わる仕様やバグが多数存在し、それらの要素を如何にして活用するかが醍醐味となっている。
「ファイナルファンタジーVI」の他には「ファイナルファンタジーXII」も3D世界ながら移動距離が歩数としてカウントされるゲームであり、低歩数クリアへの挑戦記録がある。こちらも歩数がカウントされるのはリーダーのみという仕様があるため、歩数を少なくするプレイであればリーダー以外のメンバーには移動の制限がない。
なお、「低歩数クリア」という名称がゲーマーでは定着しているが、歩数の数え方は「低い」ではなく「少ない」が正しいため、厳密には「少歩数クリア」が文法的に正しい表記である。
しかし、歩数を数値と見なして「歩数の数値をなるべく低く抑えてクリアするプレイ」と解釈すれば「低歩数クリア」も間違いとは言い切れない。
何より、制限プレイの一種である「低レベルクリア」と語呂が合うというのが定着した理由として大きい。
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