概要
傲慢なことを言うなら、自分ができる人間なのだと早々に知った。
出典:やがて君になる 佐伯沙弥香について
生徒会の副会長を務めている。 七海燈子の良きパートナーであり、成績は入学当初から二人でワンツーを維持するなど、燈子に引けを取らない実力の持ち主。
実は燈子のことが好きなのだが、今の彼女にそれを伝えてもプレッシャーにしかならないと考え、その思いを胸の内に秘めている。燈子が誰のものにもならない間は、自身が一番近くにいられるという現状に、今はまだ満足している。
彼女も燈子の内面の弱さに気づいているが、侑と違い、積極的に変えようとはしていない。その代わり、もし燈子が何かで失敗するようなことがあった時、真っ先に傍で支え、弱い部分を見せても誰も失望しないということを彼女に伝えようとしている。
過去
彼女が初めて女の子に興味を抱いたのは、小学五年生の時。スイミングスクールに通っていた彼女は、そこで友達になった女の子から、思わぬ好意を伝えられる。しかし、その時はまだ、自身の揺れ動く感情に対して、答えを出すことはできなかった。
中学時代、仲の良かった先輩・千枝に告白され、戸惑いながらも受け入れることになる。付き合うにつれ、少しずつ恋愛の深みへとはまっていくが、千枝が高校へ進学し、二人の心の距離は離れていってしまう。先輩に会いたいと思っていた矢先、千枝から「遊びでこういう付き合いをするのはよくないと思うの」と告げられ、振られてしまった。
もう女の子を好きにならないと決め、共学の遠見東高校へ進学したが、入学式で燈子の横顔を見た瞬間、彼女曰く「全て、どうでもよくなった」。それ以来、自分が女の子にしか恋することができないということを受け入れるようになる。
「やがて君になる 佐伯沙弥香について」では、彼女の過去について詳細に語られているので、気になる人は必読。
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関連項目
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