佐島勤(さとう つとむ)とは、日本のライトノベル作家である。
読みが「さじま-」ではなく「さとう-」であることに注意。
概要
代表作は、電撃文庫より刊行されている『魔法科高校の劣等生』、及び『ドウルマスターズ』、『魔人執行官』。
もともとはインターネット上の小説投稿サイトである『小説家になろう』で活動していたアマチュア作家であり、商業デビュー作である『魔法科高校の劣等生』は、同サイトに投稿されていた氏の作品を改稿の後出版したものである。
同サイトにおいてかなりの長期間ランキング1位を独占しており、創刊時は3500万PV、その後は4000万PVも達成した。発刊後しばらくは閲覧可能だったが、その後削除されたため、現在では閲覧することはできない。
2作目となる『ドウルマスターズ』は、過去に電撃大賞で一次選考落ちとなった応募作を改訂した物であることが、作者自身により明かされている。
作風としては、膨大且つ難解な設定や、独特のキャラクター造形等から、読む人を選ぶタイプと言われる。
小説投稿サイトで使用していたのとは別のペンネームで、電撃文庫に作品を応募した際、特徴的な文体から同一人物ではないかと推察されたことがあり、これが作品出版のきっかけとなった。
なお、電撃文庫で書籍化・刊行されているweb上の作品を基とするライトノベルとしては、川原礫の『ソードアート・オンライン』がその先駆けである。
また、同じく電撃文庫の代表タイトルの一つ『とある魔術の禁書目録』の作者である鎌池和馬と似通った特徴として、「メディアへの露出が殆どなく、詳しい人物像やプロフィールが意図的に伏せられているのでは?」という点がある。
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作者自身の語る経歴や、現役の読者として影響を受けたと挙げる作品等から逆算して、年齢は1964~1965年頃の生まれ(『劣等生』web版執筆開始の2008年時点で40代前半)と言う説がかなり有力であり、アマチュア時代に残された個性的なコメント等から、その人物像の一端を垣間見ることは出来る。
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