佐藤千尋(野球)(さとう ちひろ)は、日本の女子プロ野球選手(内野手、外野手)。
曖昧さ回避:佐藤千尋 - 日本の男性プロサーファーで、DJ SUGARの名でDJも務めている。このため、DJ SUGAR aka. 佐藤千尋または佐藤千尋 aka. DJ SUGARとも。(aka.=as known asの略)
概要
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小学3年生の時に地元のスポーツ少年団でソフトボールを始める。テニスを嗜んでいた両親の影響で小さい頃からラケットで遊び、バックハンドが振りやすかった事もあり左打ちとなる。アライバの華麗な守備が好きで二遊間に憧れていた。
中学校ではテニスへ転向しようと考えていたが、小学校時代のソフトボール仲間が持ち上がりで入ることに影響されてソフトボールを継続。中学校時代は内野全般を務めたが次第に遊撃手専任となる。
一関一高へ進学後もソフトボールを続け、左翼手と遊撃手としてプレーした。3年時にはキャプテンを経験。国体にも出場した。
体育教師を目指しており、コーチングを学ぶために北海道教育大学岩見沢校へ進学。テニス部へ入部しようと考えていたがレベルの高さを感じられなかったため誘いを受けて硬式野球部のマネージャーとなる。
マネージャーでありながらキャッチボールやノックにも加わる内、野球をしたいという気持ちが強まり2年生の時に部員へ転身する。その年の秋季リーグで、道内初の女子選手として公式戦安打を記録した。
2011年、女子プロ野球の合同トライアウトがあることを知って受験し合格。兵庫スイングスマイリーズへの入団が決定した。
2012年は開幕戦で三塁手としてデビュー。その後は二塁手としての出場が多くなるが、正遊撃手の厚ヶ瀬美姫が肩を脱臼して万全の状態でなかったため、5月から遊撃手としても出場するようになる。シーズンを通して右翼手、左翼手や指名打者としての出場も経験し、打率.275、10盗塁(盗塁死3)とまずまずの成績を残す。
2013年、リーグ再編に伴いノースレイアへ移籍。時折2番、3番を打つこともあったが1番・二塁手として切り込み役を務め、打率.288、失敗なしの9盗塁を記録し、プロ入り初の表彰となるベストナインに選出された。
2014年も1番・二塁手として出場するが、打撃不調もあり8番、9番に置かれる試合も多かった。その9番として出場した8月16日のサウスディオーネ戦では、1回裏二死満塁から右中間へランニング満塁本塁打を放った。9月のティアラカップ京都大会の頃から、正左翼手の小久保志乃が指名打者へ、指名打者の石塚ちづるが二塁手へ回るという配置転換により左翼手として出場する機会が増えた。シーズン成績は打率.236で、3割近かった前年より大きく成績を落とした。シーズンの最多本塁打が1本だったため、ウエストフローラの中村香澄、池山あゆ美と3名で本塁打者賞を受賞した(余談だが、中村と池山はいずれも柵越え本塁打)。
2015年に埼玉アストライアへ移籍。選手層が厚く、出場機会に恵まれない出だしとなるが、5月23日のチャレンジマッチでシーズン初安打を放ってマルチ安打を記録。その後は先発出場した機会にマルチ安打が続き、前半戦は規定打席未到達ながら.320で折り返した。
特徴
50mのタイムは7秒を切り、女子野球選手としては俊足である。2014年には足を生かしてランニング満塁本塁打を放っている。打席では、セーフティーバントの構えで守備にプレッシャーを掛ける光景が度々見られる。
アストライア移籍後は正二塁手の中野菜摘、正左翼手の岩谷美里が活躍していることや、守備で不安定な面を見せることもあり出場機会は2014年までと比べて大幅に減少している。
引き締まった体をしており、女子野球ドットコムのインタビューでは腹筋が割れていることを明かしている。
アストライアの公式ブログでは背番号にちなんで6のつく日を中心に投稿。親父ギャグ満載の独特のワードセンスが見られる。女子プロ野球Walkerの選手間アンケートでは、おしゃれな選手として取り上げられている。また、天然キャラの不名誉(?)も獲得。「ちー姉」と呼ばれ、おしゃれさや整ったルックスであることから人気があり、ニコ生での中継中には佐藤の出場を望むコメントが頻繁に見られる。ついでに、何故か試合に関係のない京都フローラの大澤靖子の出場希望コメも・・・
上述のインタビューでは、平和主義を掲げており怒ることが苦手だと話している。なら何故プロスポーツの道に進んだのか・・・高校時代は主将を務めたものの、副将に支えられた部分が大きいと懐述している。
関連動画
関連項目
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