佐野線とは、東武鉄道が保有・運行する鉄道路線のひとつである。
概要
群馬県館林市の館林駅と栃木県佐野市の葛生駅を結ぶ。周辺の小泉線などと同じく、沿線の工場への通勤客や、地元の高校生などの通学客がメインの生活路線である。全区間でSuica、PASMOなどのIC乗車券が利用可能。
1888年に安蘇馬車鉄道として開業。のちに佐野鉄道と名を改めるも、当時の東武鉄道の日光進出計画の一環として1912年に吸収合併された(結局日光へはのちに日光線開業と相成ったが)。
かつては葛生駅以北に貨物専用線が複数伸びており、東武鉄道は会沢線、大叶線の2線を有していた。葛生地域で採掘されるドロマイトや石灰石を搬出していたが、現在はいずれも廃線となっている。会沢線は東武鉄道で最後まで残っていた貨物専用線であった。
朝に葛生駅始発、夜に葛生駅終着の特急「りょうもう」がそれぞれ1本設定されている以外は、全て東武8000系2～3両編成による各駅停車・ワンマン運転での運行である。
渡瀬駅-田島駅間にある北館林荷扱所(資材管理センター北館林解体所)は、廃車車両の留置、および解体が行われることで有名である。
駅一覧
●：停車 ｜：通過
| 駅番号 | 特急 | 駅名 | ■のりかえ ○周辺施設 |
|---|---|---|---|
| TI 10 | ● | 館林駅 たてばやし |
■東武鉄道 伊勢崎線・小泉線 ○館林市役所 ○群馬県立館林高等学校 ○群馬県立館林女子高等学校 |
| TI 31 | ｜ | 渡瀬駅 わたらせ |
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| TI 32 | ｜ | 田島駅 たじま |
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| TI 33 | ● | 佐野市駅 さのし |
○惣宗寺(佐野厄除け大師) |
| TI 34 | ● | 佐野駅 さの |
■JR東日本 両毛線 ○佐野市役所 ○栃木県立佐野高等学校 ○栃木県立佐野東高等学校 |
| TI 35 | ｜ | 堀米駅 ほりごめ |
○佐野清澄高等学校 |
| TI 36 | ｜ | 吉水駅 よしみず |
○佐野日本大学高等学校 |
| TI 37 | ● | 田沼駅 たぬま |
○佐野市役所田沼庁舎 |
| TI 38 | ｜ | 多田駅 ただ |
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| TI 39 | ● | 葛生駅 くずう |
○佐野市役所葛生庁舎 ○青藍泰斗高等学校 |
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関連項目
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