「何も見たくねえ…」とは、絶望である。
概要
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
漫画『チェンソーマン』の第70話「摘む」のラストで岸辺が放った台詞。
ソ連からの刺客・サンタクロースを倒したばかりのチェンソーマン、もといデンジを首チョンパしたクァンシは、コスモの力でサンタクロースに本気のハロウィンを食らわせてとどめを刺す。その様子を岸辺と吉田が少し離れた場所から眺めており、彼らの後ろから刀を持ったマキマが出てくる。
さすがのクァンシもマキマには敵わないため、武器を捨てて降参し、自身の愛人である魔人だけは殺さないで欲しいと懇願する。しかし、既に彼女らの首は切られており、マキマは「死体が喋っている」と冷ややかに言い放った。
その後、目隠しをとった吉田に「目隠し…取らないんですか?」と声をかけられ、岸辺が発したのがこの台詞である。
目隠しをしているのは、マキマが契約している悪魔を一端のデビルハンターは知ることは許されないからである。よって、マキマが能力を使用した後は外しても良いのだが、かつてのバディの無残な死体が転がっているのは火を見るより明らかなため、外したくないと思うのは至極当然だろう。岸辺はこれより前、クァンシにマキマの殺害の協力を求めており、言う通りにしてくれれば逃がすし安全は保証すると交渉していた。最強のデビルハンターと呼ばれる彼でも、結局彼女を生かすことはできなかった無力感から発せられた重い一言と言えよう。
なお、その後、チェンソーマンのストーリーは文字通り「何も見たくねえ…」と言いたくなるような展開になっていくのだが、それはまた別のお話。
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