余市町とは、北海道後志総合振興局管内、余市郡にある町である。
ちなみに読み方は、「ち」に行くほどアクセントが高くなるのが正しい。
概要
余市町(2023年10月1日時点) | |
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面積 | 約140.59km2 |
人口 | 16,955人 |
町の花 | リンゴの花 |
町の木 | リンゴ |
隣接 市町村 |
後志総合振興局 小樽市 余市郡:赤井川村、仁木町 古平郡:古平町 |
小樽市の西、積丹半島の付け根に位置する。人口は後志管内では小樽市に次いで多い。
開拓後から、ブドウ、リンゴ、ナシの生産が盛んで北海道でトップの生産量を誇る。また、ブドウを使ったワインも有名で、ニッカウヰスキーがウイスキーを熟成している間に地元産のリンゴを使ったジュース、ワインなどを販売していた(現在は青森県弘前市にシードルなどの生産拠点を移している)。
漁業においては、ニシン漁で栄えていた。ニシン漁を歌った民謡、ソーラン節発祥の地の一つとされている。
ニシンが捕れなくなった現在ではイカ、エビ、サケ、カレイ、タラ漁が行われ、養殖ではヒラメ、サクラマスを生産している。
その他の産業においては、前述した余市ワイン(日本清酒が製造、販売)の醸造所、ニッカウヰスキーの余市蒸留所がある。
ニッカは地元のスポーツ振興として、スキージャンプ台の建設と実業団を創設し、そこから最初の冬季五輪金メダリストの笠谷幸生を生みだし、さらには地元生まれのジャンパー、斉藤浩哉、船木和喜も金メダリストとなった。
実業団は解散したものの、現在もスキージャンプ日本代表のスポンサーを務めている。
交通
JR北海道函館本線が通っており、余市駅が存在する。
ただし札幌からの直通は快速「ニセコライナー」と臨時特急の「ニセコエクスプレス」「ヌプリ」「ワッカ」ほどで、それ以外では小樽駅での乗り換えが必要となる。小樽や札幌への通勤・通学需要を考慮し、小樽駅~余市駅の区間列車も設定されている。
なお、将来的に北海道新幹線の新函館北斗駅─札幌駅が延伸開業すると同時に、余市駅を含む長万部駅─小樽駅間が並行在来線として廃止される見通しとなっている。
バスは北海道中央バスが大部分を運行しており、小樽へは1時間に2~3本程度の運行があるほか、市内路線、札幌への高速バス、周辺町村への路線バスがある。ニセコバス(北海道中央バスの子会社である)も運行している。
道路においては、小樽市から国道5号線が仁木町に通っていて、札幌市や函館市に通じている。
高速道路については、後志自動車道の小樽JCT─余市ICが2018年開通。これにより、札樽自動車道を経て札幌、さらには道央自動車道、道東自動車道経由で旭川、室蘭、帯広方面に行くことができるようになった。 現在は余市ICから更に先、倶知安方面への延伸に向けて事業中である。
人物
余市町出身の人物
余市町にゆかりのある人物
関連動画
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関連項目
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