使い魔(魔法少女まどか☆マギカ)とは、魔法少女まどか☆マギカ及びその派生作品である魔法少女おりこ☆マギカ、魔法少女かずみ☆マギカの劇中に登場する敵キャラクターである魔女の手下である。
基本設定
主に魔女の結界内に生息し、外敵の排除やその他雑用を請け負う。しかしきちんとそういった業務をこなしているのは稀な方で、大概はただ居るだけだったり、役に立たなかったり基本役立たずである。人間を捕食することで成長した一部の使い魔は、親元の結界を離れて独自の結界を張るようになり、更に人間を5~6人食べることで親元と同じ魔女に成長する。
劇中に登場した使い魔
公式ホームページの魔女図鑑も参照
魔女の記事と違ってネタバレもネタも自重していないので、閲覧に注意してください。
魔法少女まどか☆マギカ
- 薔薇園の魔女の手下その1
(Anthony)
役割は造園。 おヒゲは魔女にセットしてもらう。
主人:(Gertrud)
本編最初の使い魔にして、使い魔の代名詞とも言える存在。その容姿からファンからはプリングルス、出演者からはヒゲおじさんと言われ親しまれている。1話ではまどかとさやかを襲おうとしたところをマミさんにオーバーキルされており、2話では背景でバラを運搬する姿が確認される。そしてなんと12話で再登場し、女神まどか様に頭をなでなでしてもらうという羨ましい役をいただいている。
もっと詳しくは Anthony(魔法少女まどか☆マギカ) にて - 薔薇園の魔女の手下その2
(Adelbert)
役割は警戒。人間を見つけると、ベルのような警戒音を鳴らし、容赦ない頭突きを食らわせる。視力は 2.5。小さなタイプは侵入者を阻む薔薇の蔦に変身可能。
主人:
恐らく本編で一番使い魔らしい使い魔。大きい方は結界内での外的な排除、小さい方は蔦に変化して主人のサポートまでこなすという忠臣である。薔薇園の使い魔は、双方とも他の使い魔に比べて主人へ尽くしており、主人もまた使い魔を倒されて攻撃を開始するなど大切に扱っている様子が伺える。故に二次創作ではゲルト一家などと呼ばれて、和気藹々と過ごす姿が多く描かれている。
- 暗闇の魔女の手下
(Ulla)
役割は夢。あらゆるものに姿を変化させ漆黒の闇の中に魔女の望みを描き出す。暗闇の中では強大な力を誇るが、街灯や月明かり程度のわずかな光があればその力を半減できる。
主人:(Suleika)
猫のような姿をしており、単独で結界を張っていたことから魔女に成長する一歩手前だったことが伺える。
- お菓子の魔女の手下
(Pyotr)
役割はチーズを探すこと。しかし過度な期待は禁物。
主人:(Charlotte)
役立たずの使い魔。特に攻撃手段も持たず、マミさんにガン=カタで吹き飛ばされる上、肝心のチーズ探しもできないどうしようもないやつである。役に立たないならせめてと思われたのか、女装をさせられて主人とお茶会の真似事をさせられていた。しかしそれでも最後はほむほむに踏みつけられるという救いようのないやつである。
- ハコの魔女の手下
+
(Daniyyel+Jennifer)
役割は運搬。 この手下がさわった物体はとても運びやすくなってしまう。
主人:.
.
(
)(H.N. Elly(Kirsten))
標的の人間を結界内に連れ込んだり、拘束したりとこちらも結構使い魔らしいことをしている使い魔。しかし主人が引き篭もりであること、男性名と女性名のペアであることから、両親説が囁かれてしまっている。
- 落書きの魔女の手下
(Anja)
その役割は童心。 ひとり遊びに夢中になっているうち 魔女とはぐれてしまった迷子の手下。 人間をボールに変えてしまう力を使い、ボールに変えられた人間は今までについた嘘の数だけ地面を跳ねなくてはもとの姿に 戻ることが出来ない。
主人:(Albertine)
単独で登場した使い魔。さやかの練習台にされそうな所を、杏子のお節介によって助けられる。個体によって乗り物の好みがある模様。CV悠木碧
- 銀の魔女の手下
(Dora)
役割は主張。体についたパイプから近所迷惑な爆音を撒き散らし気まぐれな砂嵐のように移動する。嫌いなものは磁石。
主人:(Gisela)
主人と同じく杏子の回想シーンに一瞬だけ登場しただけのため、陰が薄い使い魔。というより主人と混同して記憶している人が多いと思われる。主人同様暴走族ネタに事欠かない。PSP版には、飲み込むとホイールの能力がコピーできそうな個体も確認できる。
- 影の魔女の手下
(Sebastian)
役割は妄信。 影の魔女によって平等に救われてしまった命達の集合体。 彼らは同胞を求めている。
主人:(Elsa Maria)
珍しく出自がはっきりしている使い魔である。魔女本体から出る樹木のような触手とは別物。触手の先端の顔は十二支を象っている。
- 犬の魔女の手下
(Bartels)
役割はインテリア。全く意思を持たずにただ回転しているだけのマネキン。誰からも愛されなかった犬の魔女は意思を持つ手下を創造することが出来なかった。
主人:(Uhrmann)
単独で登場した使い魔。可哀想なことに、仁美と恭介の邂逅を目撃してしまったさやかの、やり場のない思いの捌け口となってしまった。感情のない人形に当り散らすという、さやかの思いのやるせなさを表すのに利用されたといったところであろうか。
人魚の魔女の手下その1
(Holger)[上条恭介]
役割は演奏。魔女のために音楽を奏で続ける虚ろな楽団。その音を長く聞き続けた者は魂を抜き取られてしまう。この楽団は魔女のためだけに存在し、魔女には楽団が全て。
主人:(Oktavia von Seckendorff)
主人を楽しませるためだけに存在しているという点では、他とは一線を画す使い魔。しかしそのモデルとなったと思われる人物と、主人の元となった人物の関係からして、この主人がこの使い魔をコントロールできるとは到底思えないのが悲しいところである。ちなみに、ニコニコ動画においてまどか☆マギカ関係の秀逸な耳コピ・アレンジには「野生のHolger」タグが付くことがある。- 人魚の魔女の手下その2
(Klarissa)[志筑仁美]
役割はバックダンサー。 魔女の後ろで陽気に踊り続けるだけの存在。
主人:
どこかで見たことがあるような姿の使い魔。何もせずに踊っているだけだが、明らかに主人の攻撃に巻き込まれている。ストレス発散要員と考えれば、ある意味主人の役に立っていると言える。また、PSP版によると武器と思われていた車輪も使い魔らしい。この使い魔は周回に関係なく存在している模様。
- 芸術家の魔女の手下
(Michaela)
役割は作品。魔女によって命を奪われた人間はその体の一部分を盗まれ、この中に組み込まれてしまう。
主人:(Izabel)
こちらも珍しく出自のはっきりしている使い魔。主人がどうやっても動けそうにないので、唯一のマトモな攻撃手段となっている。
- 委員長の魔女の手下
(Mathieu)
役割はクラスメイト。足に履いたスケート靴で糸の上を優雅に滑走するがそれぞれは魔女が糸で操ってるだけであり意思を持たない。
主人:(Patricia)
男性名の癖にスカートを履いている使い魔。PSP版ではティーチャーという個体が登場した。また、これらの使い魔は魔女が糸で操っているだけの模様。
- 鳥かごの魔女の手下
(Gotz)
役割は軽薄無思慮。群がる鳥は馬鹿な男達。何の役にも立たないくせに彼女の気を引こうと足元へ言い寄ってくる。魔女にとっては嫌悪する対象でしかない。
主人:(Roberta)
使い魔というより追っかけである。筋肉質の体に鳥の頭というどこかで見たような格好をしており、ロベルタに振り向いてもらおうとしている辺り完全な変態である。某掲示板の魔女スレではWATASHIHA ROBERTA HA DESU!と主張してお仕置きされるのがテンプレとなっている。しかし何より恐ろしいのは、設定通りならこの使い魔も成長すると親元の魔女と同じ姿になる事と言えよう。
- 舞台装置の魔女の手下(?????)/影魔法少女
役割は道化役者。強大な魔力に引かれ集まった無数の魂。ワルプルギスの夜自身が元々一人の誰かであったのか、或いは多くの魂が集合することにより生まれた幻であるのか、今となっては分からない。
主人:?????(ワルプルギスの夜)
説明文からは使い魔なのか本体の一部なのかはっきりしない使い魔。名前についてはほむホームの資料にEin Narr(愚者)とも書かれているが、本体の方にも書かれているのではっきりしない。図鑑の絵では魔法少女のような姿をしている方だが、パレードの象とかも使い魔なのかはっきりしない。
ゲームなどの設定より、魔法少女の姿をしている個体は影魔法少女、最初にちょこちょこ歩いていたちっこいのはアカハナという名前が確認された。
劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
- 偽街の子供達
(Clara Dolls)
その役割は泣き屋。葬列を盛り上げるために涙の芝居をする着せ替え人形。やって来た人形どもはイバリ、ネクラ、ウソツキ、レイケツ、ワガママ、ワルクチ、ノロマ、ヤキモチ、ナマケ、ミエ、オクビョウ、マヌケ、ヒガミ、ガンコ、最後のアイはまだ来ない。「色から生まれ空にはあらず、此岸の淵こそ我らが舞台」そのちからは魔法少女にも劣らない。
主人:(Homulilly)
詳しくは 偽街の子供達 にて - くるみ割りの魔女の手下その1
(Lotte)
その役割は刑の執行。ギロチン台へ送られる魔女の葬列を務めるブリキの兵隊。愚か者を憎み愚か者を断罪する。その重たい頭は真面目で融通が利かないため、魔女の言葉に耳を貸すことはない。人間サイズの他、巨大なブロッケン級が存在。白いネズミが大キライ。
主人:
兵隊の格好をしたメガほむの形をした使い魔。ミリタリ魔法少女だった主人の影響か、軍隊のように規律正しく行動するが、個々の力自体はAnthonyと互角程度の模様。名前が似ているがお菓子の魔女は多分関係ない。なお、ブロッケン級という言葉はブロッケン現象という自然現象から来ていると思われる。このブロッケン現象の名前の由来であるブロッケン山(実在するドイツの山)は戯曲「ファウスト」などにて魔女たちの饗宴「ワルプルギスの夜」が行われる場所とされる。
- くるみ割りの魔女の手下その2
(Luiselotte)
その役割はネズミの駆除。 白いネズミどもを駆り立てる虫歯の騎兵。他にもブリキの兵隊達を手伝い葬列の進行を邪魔する不届き者を排除したりもする。
主人:
Liliaにヘルメットを被っていないLotteが跨ったような姿の使い魔。 - くるみ割りの魔女の手下その3
(Lilia)
その役割は咀嚼。もう種を噛み砕くことが出来なくなった魔女の代わりに余計な異物を噛み砕くための歯型くるみ割り人形。口の中からくるみ大砲を発射することができる。自慢のエナメル質は硬度10と言って過言ではないと評判。
主人:
歯。 魔女からいっぱい溢れていた。くるみ割りの魔女の手下はその種類も数も豊富であり、偽街の子供達という強力な個体の存在など明らかに他の魔女とは一線を画している。 - くるみ割りの魔女の手下その4
(Liese)
その役割は凶報。 魔女の葬列の始まりを告げるキグルミ鳥。偽街の子供達から餌付けされているらしく、彼女らの言うことにはいくらか従うものの基本的に知能は鳥並み。群れを成して飛び回るが、被り物のせいで視界が悪くとりあえず動くものに突っ込む習性がある。通常サイズの他に巨大なブロッケン級が存在。
主人:
カラス。使い魔同士の関係性が明確に示されたのはこれが初めてである。悪魔世界においても、偽街の子供達共々存在が確認できており、佐倉杏子にも餌付けされていた。 - ナイトメア(やぎのこのゆめ など)
主人:
偽りの街に現れた偽物の敵。誰も傷つかない戦いの為に、この道化人形は今日も少女の夢からやって来る。その正体はくるみ割りの魔女が動かすヌイグルミ。名前こそ悪夢だが、生み出した魔女が望んだのは幸せな夢だった。
攻撃手段は個体によって差がある。これは、元となった悪夢の内容を反映しているという設定なのかもしれない。悪夢の主については、2回目の戦いにおいては志筑仁美と明確にわかるが、1回目の戦闘が誰の夢かという設定は明かされていない。そういえば本編12話にクマっぽい子が出てたり、かずみ☆マギカにテディベア持った魔法少女がいたね。魔法少女と戦っていた個体以外にも、マユの塔(ゴスほむの城)にて8等身の個体が確認できる。こちらが使い魔としての本来の姿なのかもしれない。
なお、劇団イヌカレーはこの使い魔の作成に本物のヌイグルミを作り、それを動かして撮影した画像を使うという「ロトスコープ」の技法を用いている。
もっと詳しくは ナイトメア(魔法少女まどか☆マギカ) にて
- バラ園の魔女の手下(レンタルver.)
(Anthony)
その役割は造園。魔女の手下達の中ではかなり従順で数も多いため、ほむら救出の主戦力としてバラ園の魔女から派遣されてきた。直接的に人魚の魔女の指揮下に入っているため、その魔力の影響で以前とは容姿が少し異なる。胸につけた勲章はバラ園の魔女から付けてもらった宝物。
主人:&
- お菓子の魔女の手下達
+
(Pyotr+Polina)
その役割はチーズの探索とチーズの看病。ほむら救出時、看護師姿の手下(Polina)はマミの空中ブランコ移動を手伝い、ネズミ型の手下(Pyotr)はなぎさの周囲をとにかく回っていた。
主人:
Pyotrは相変わらずの役立たずな上に、主人がチーズを幾らでも食べられるようになったため完全に存在意義が消滅してしまった。合掌。しかし悪魔世界でもちゃっかり登場してたりと、案外出番が多い。
2年越しで名前が判明したPolinaは、チーズの看病という奇妙な役割が与えられている。やっていることはマミのサポートであるので、「私はチーズ♪」という事かもしれない。
魔法少女まどか☆マギカポータブル
- おめかしの魔女の手下その1(ももいろさん)
その役割はご案内。結界の中に入ってきた人間を魔女のお茶会にへと誘う。魔女の大切なお友達。
主人:(Candeloro)
もちろん弓矢で攻撃する。 - おめかしの魔女の手下その2(あかいろさん)
その役割はご案内。放っておくと逃げてしまうため、魔女によって手足を縛られている。魔女の大切なお友達。
主人:
もちろん槍で攻撃する。
- 武旦の魔女の手下
その役割は行進。霧の中を規則正しく歩き続ける。主である魔女がこの手下の側に寄ることはない。
主人:(Ophelia)
先導タイプとそれに導かれるタイプが居る。果たしてその行進は自由意志によるものなのだろうか。
- 針の魔女の使い魔
その役割は愛嬌。 誰もが愛でざるを得ない魔女お手製のマスコット。あまりの可愛さを持つその容姿に刃を向けられるはずもない。
主人:(Quitterie)
魔女が愛してやまなかったと思われる某宇宙生物の姿をかたどった使い魔。やや頭でっかち。恐らく使い魔の貸し借りが可能な円環の理(後述)では他の魔女がこぞって欲しがるだろう。・・・サンドバッグとして。
なお、魔女図鑑にはコイツだけ手下ではなく使い魔と書いてある。「魔」の字がしっくり来るからだろうか。
魔法少女かずみ☆マギカ
他にも色々いるが、作中の魔女図鑑で説明されてない為割愛しておく
円環の理での使い魔
救済された魔女たちの魂が集う円環の理であるが、使い魔もきちんと主人とともに存在しているようである。ここでは魔女同士の交流が存在するようで、魔女間での使い魔の貸し借りも可能とのこと。叛逆の物語の劇中では、人魚の魔女(美樹さやか)とお菓子の魔女(百江なぎさ)が、自分の使い魔だけでなく他のまどか☆マギカ本編中に登場した使い魔たちを従えてスーパー魔女対戦を繰り広げている。
このように結構楽しそうな使い魔たちであるが、魔女が結界もはらず人間を捕食するわけではないので、成長して魔女になるというプロセスは失われている筈である。使い魔にとっての円環の理は、見方によっては永遠に出世の目がなく魔女にこき使われるブラック企業なのかもしれない。特に針の魔女の使い魔は、ヤツがいない分・・・。
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関連項目
- 魔法少女まどか☆マギカ
- 劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
- 魔法少女おりこ☆マギカ
- 魔法少女かずみ☆マギカ
- 魔女(魔法少女まどか☆マギカ)
- Anthony(魔法少女まどか☆マギカ)
- 偽街の子供達
- ナイトメア(魔法少女まどか☆マギカ)
- 円環の理
- 劇団イヌカレー
- 使い魔
- 使い魔御用達動画
- 魔法少女まどか☆マギカの関連項目一覧
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